Spain Guitar Online Shop 店長ブログ

アンダルシアンギター日本総代理店。スペイン製フラメンコギターをはじめコンテンポラリーなガットギターを豊富に選べるお店です。 Knoblockギター弦、角南ギター、エルマノス・カンプス、ファン・モンテス、サンチェス・ロペス 取扱店。遠方の方にも安心のオンラインでお届けします!お近くの方はご予約にて試奏対応しております。

フラメンコギターにこだわらないこと

 前回のブログ記事でフラメンコギターへの挑戦と書いておきながら、全く違う方向へ舵を切ったタイトルで、なんだ、いい加減な奴だなぁ~と思われてしまいますが、店長が考えていることを記したいと思います。

 

 フラメンコギターは、難しい、本当にとことん難しい。

 

 スペイン人が弾いているアマチュアのフラメンコギタリストをYoutubeで見ることがありますが、日本のプロと比較してもアマチュアの方が断然フラメンコの音だと分かるし、レベルがまるで違う。リズムがまるで違う。踊りの方もそうです。そう感じてしまうのです。

 

 これは、洋楽、いわゆるアメリカのロック、R&B、ソウル、ファンクなどブラックミューッジク由来の音楽を聴いても同じ現象が起こります。日本人の演奏はなんかリズムがおかしい、ノレない、踊れない、身体が動かない・・・

 

 多分、おそらくなのですが、津軽三味線を例えば欧米人が演奏したとしても同じようなことがあるように思えます。これについては実際のものを聴いていないので推測になってしまうのですが、想像できてしまいます。

 

 時代が進んでこのリズム問題が解決することがあれば、どなたかがこれを解明してくれたのなら、もっとスペイン人の弾くフラメンコに近づくことができるのかもしれません。リズムは、曲種のアクセントの位置が正しいだけではなく、その重心がどこにかかっているか解明、体現できてないから発生するように思います。

 

 なので、今、現在生きてる人がフラメンコをやりたければ、サラっと聞き流すではなく徹底的にフラメンコに傾聴して聴きまくって少しでも近付けるように奮闘努力しないといけないのではないでしょうか。

 

 ただ、それだとあまりにも楽しくないので、フラメンコギターにこだわらずに別の道をナイロン弦ギターで追い求めてもいいのではないでしょうか。フラメンコフレーバーくらいはスケールを弾くだけでそれっぽくなることはあるので。

 

 楽しむことは、イージーなこととはイコールではないのですが、余暇や趣味としてナイロン弦ギターを楽しむことにはいろんなアプローチがあっていいと思います。人生は短し、できること、今スタートできることから、とっと始めてしまうのがいいように思います。

 

 

店長