Spain Guitar Online Shop 店長ブログ

アンダルシアンギター日本総代理店。スペイン製フラメンコギターをはじめコンテンポラリーなガットギターを豊富に選べるお店です。 Knoblockギター弦、角南ギター、エルマノス・カンプス、ファン・モンテス、サンチェス・ロペス 取扱店。遠方の方にも安心のオンラインでお届けします!お近くの方はご予約にて試奏対応しております。

キーを変えるためだけの道具ではないセヒージャの話

こんにちは。

Spain Guitar Online Shop 店長のタロウです。

いい天気が続きますね。日中は暑いほどです。

ギターとしては、まだ比較的安定している状態です。

こういう時期は、弦だけでなく

細かいパーツの違いも分かりやすくなります。

普段あまり意識しない部分でも、

「あれ、少し違うな」と感じることがあります。

今日はその中でも、

あまり目立たない道具についてです。

 

■ セヒージャ(カポタスト)

カポタストというと、お馴染みのShubb製など

今は機能的で便利な製品がかなり増えています。

安定していて、調整もしやすく

実用面だけで見れば、かなり完成度は高いです。

これに対して、当ショップで扱っているセヒージャは、

そういう方向のものではありません。

スペイン製フラメンコギターを専門で扱っている当ショップならではの

こだわりセレクトによりスペイン製の手作り品を揃えております。

フラメンコギター通の方には知れ渡っている

スペインの老舗ギター工房Valeriano Bernalで作られているセヒージャを

集めてみました。以下がこれです。

 

▼ Valeriano Bernal製 セヒージャ(カポタスト)

spain-guitar.com

Valeriano Bernalが製作するフラメンコギターは

伝統的な工法を用い、そのボディー、ネックは比較的大きなサイズであるため

極めて豊かな鳴りをすることを特徴としています。

そんなValeriano Bernalが作る

手工品のセヒージャは、ギターと同じように、

ギターで使われている木材や牛骨などを使ってひとつひとつ丁寧に

仕上げられています。そのため、

・調整は少しシビア

・個体差もある

・完全に均一ではない

というような個性を持っているためいわゆる「便利な道具」ではありません。

ただ、その代わりに

・木の質感

・見た目の佇まい

・ギターとの一体感

こういった部分は、やはり独特で利便性を追求するのではなく

雰囲気作りから大事に音を探っていくギタリストにとっては

非常に魅力的な仕上がりとなっています。

したがって、実際に装着したときの雰囲気は、

工業製品とはかなり違います。

ギター本体が木でできている以上、

同じ素材で合わせたときの統一感は自然で、

スペイン製のエキゾティックな優れたデザインとも相まって

非常に高い満足感をもたらしてくれます。

ここは、機能では測れない手工品ならではの部分です。

衣服もいつもユニクロだけ、ユニクロで全部揃える・・

みたいなファッションはやっぱりダサいじゃないですか?

個人的にはこれは避けたいと思っているので

こういうお洒落なこだわりはギターをプレイする上でも

大切にしたい部分ですよね。


■ 道具としての考え方

カポは単なる補助器具としても使えますが、

演奏の一部として考えることもできます。

とにかく楽に使いたいのであれば、

機能性の高いShubbのカポの方が合っています。

ただ、

・見た目や雰囲気を大事にしたい

・ギターとの一体感を重視したい

そういう場合は、こういう選択肢もあるということを頭の片隅にでも
置いてもらえたらと思っています。

どちらが正しいというより、何を優先するかの違いです。

自慢のフラメンコギター、クラシックギターに映えるのはどっち?

というような問いも時にはあってもいいと思います。


■ 最後に

弦と同じで、こういったパーツも少し変えるだけで感覚が変わることがあります。

音そのものというより、弾いているときの感触や意識の部分です。

ギター演奏は雰囲気や気持ちもとても大事だと思います。

人前で演奏するときも身だしなみを整えて

いざ、ステージへ向かう、とても大切なことですね。

今のようにギターの木材の状態が安定している時期は、

精査するパラメーターが1つ減るのでパーツを変化させたことだけに集中しやすく、

その違いが分かりやすいです。

普段あまり気にしていない部分でも、

一度見直してみると新しい発見があるものです。

季節のとても良い時期にこういう小さなことにも

目を向けてみるのも楽しみの1つだと思います。

 

▼ Valeriano Bernal製 セヒージャ(カポタスト)

spain-guitar.com

では、また。

 

店長 タロウ

 

 

フラメンコギターの白と黒

店長のタロウです。


フラメンコギターの白と黒、ブランカとネグラ

いまさらブログユーザーさんに語ることははばかれるのですが、

白はシープレス、ネグラはローズウッドをそれぞれサイド&バックに

用いたフラメンコギターのことを言いますよね。

どうしてフラメンコギターはこの2つにいきついて

いつからこの2形態になったのでしょう。

フラメンコギターの歴史について詳しい方が

いらっしゃったら是非とも教えて欲しいです。

これに対してクラシックギターは

ほぼローズウッド一択ですよね。

エレキギターや鉄弦のアコースティックギターは

もっと使用する材料にバリエーションがあるのに

少し寂しい気もします。

フラメンコギターはいまやスペインの伝統音楽に

なっておりますが、時代の変遷とともに演奏形態もずいぶん違いますよね。

フラメンコギターの神だったパコ・デ・ルシアの演奏も

新しく若いギタリストの演奏と比較すると少し古くさい感じもします。

もちろんパコは今でも最高なんですけどね。

パコが作ったスタイルを発展させて新たなスタイルが生み出されている

と言ってもいいでしょう。

なのでこの2本体制も少しは変化があっても良さそうなのですが

そうならないということはそれだけ強力にフラメンコギターにフィットして

いるのでしょうね。

ちょっとしたことを考えてみると

いろいろ面白い発見があるものです。


さて、みなさまは、フラメンコギターの白と黒どちらがお好きですか?

また、どちらを所有してますか?

両方という方も結構多いかもしれませんね。

それぞれサウンドの違いでいえば両極端にいる存在であるので

2本とも所有することはうなずけます。

余談ですが私の場合はアンダルシアンギターを所有しているので

いわゆるシープレスの白、ローズウッドの黒ではないのですが

色味は白と黒、両方持っています。

サウンドも全く違い、気分に応じて弾き分けられるのでとても楽しいですね。

伝統的なスペインギターの工法を継承しているエルマノス・カンプスでも

この白シープレス、黒ローズウッドという2本体制はしっかり継承されています。

黒ローズウッドに関しては、ハイクラスにインディアンローズウッド以外にも

マダガスカルローズウッドやアマゾンローズウッドなどが

ラインナップされています。

これらはより深い低音が欲しい場合にチョイスされることが多いですね。

このエルマノス・カンプスにおいて、当ショップ一押しのPrimeraシリーズでは

Negraが非常に面白いサウンドをしております。

▼エルマノス・カンプス PRIMERA NEGRA(プリメーラ ネグラ)
 

 spain-guitar.com



というのもフラメンコギターとして使用された場合、

黒インディアンローズウッドの弱点とも言われている『ぼやけた音像』

なんと、これをかなり低減できているのです。

スペイン以外の国で製作されたフラメンコギターの黒は

下手をするとクラシックギターと変わらない音像のあいまいさを伴っており、

フラメンコミュージックにはあまり適さない個体が少なからずあります。

エルマノス・カンプスのNegraは、インディアンローズウッド特有の低音を保ちつつ、

音像のぼやけを解消しているためソロ演奏のみならず

伴奏においてもそのサウンドの切れ味を強く主張してくれます。

これ1本あればかなりな状況に対応できることから

大変重宝するフラメンコギターとなっています。

ドイツのハードロックバンド、フェアウォーニングのギタリスト

故ヘルゲ・エンゲルゲ氏にこのエルマノス・カンプスのNegraを

日本公演の際にレンタルしましたが、普段Aシリーズを使用している

彼の要求に存分に応えることができました。

 

強烈な照度の舞台上でも狂いのないチューニング、

切れ味するどいフラメンコサウンドが川崎クラブチッタのオーディエンスにも

深く刻まれていました。

▼ヘルゲ・エンゲルゲ氏インタビュー&試奏動画 (at 川崎クラブチッタ)

 

www.youtube.com


スペインをはじめヨーロッパではベストセラーといってもよい

エルマノス・カンプス Primera Negra

当ショップのおすすめとして是非、お試しください。

音のインプレッションなど詳細なお問い合わせも大歓迎です。

お待ちしております。


店長 タロウ

音楽で伝えたいこと、お金の問題・・・・サカナクション 山口一郎氏の言葉から学ぶ

こんにちは

 

店長のタロウです。

サカナクション 山口一郎さんのYoutube配信。切り抜き動画もたくさんあり、

配信で語られた貴重なお話を短時間で聞くことができます。

今日も学んでいきましょう。

 

一郎さんはサカナクションのライブ映像をみんなで楽しみたいという

思いからときどき配信で流しながら、コメントを入れたり、歌ったりしています。

自分のようなまだまだ浅瀬にいるファンやたまたま配信を見たユーザーには

とってもありがたいことですよね。

 

数あるライブ映像はディスク媒体として販売されており、その一部はU-NEXTでも

配信されているようです。

 

www.youtube.com

 

今回の配信では、

ディスク媒体を購入したファンの方やU-NEXTに加入しているユーザーさんからどうして

Youtubeで無料にライブ映像を公開してしまうのか、ということに意見が寄せられたこ

とに対する山口さんの見解が述べられています。

 

山口さんはこのような意見を真摯に受け止め『正にその通りだよな』ということで

お詫びをし、そしていくつかのルール作りを新たにすることで

今後も配信でライブ映像を流させてくれという理解を求めておられました。

 

ライブ映像を流すこと、ひいてはYoutube配信をどうして始めたかに言及し、

配信をする中で、音楽がこれまで担ってきた人を支えることができる力と

メディアの発展とをリンクさせ、その相互作用で音楽が持つ力を

存分に発揮できるのではないかという結論を見出したとのことでした。

 

Youtube配信にこだわる理由として、Youtubeというサービスが持つ

ネット接続環境さえあればだれでも、ほぼ無料で視聴できるというメリットを

強調されていました。

 

それにはサカナクションのファンであってもサブスクに加入できない、

ライブに行けない、ディスク媒体を購入するお金を用意できないなど

経済的に厳しい環境の人達がたくさんいることを彼に

直接送られてくるダイレクトメール(DM)で知ることが契機となったようです。

 

これは非常に説得力のある行動だなと思いました。

そして、お金を費やしたファン、経済的に厳しいファン

両者の意見を咀嚼してできることを実践していく姿には心打たれるものが

あります。

 

そして、ディスク媒体について、無理して買わなくていい

お金に余裕のある人だけが買ってくれたらいいと

ご自身が発言されたことには非常に感銘を受けました。

パッケージングされた音楽を提供することは経済活動の1つの形態であるから

そこに携わる人達はそれを生活の糧にしていることでしょう。

それでもなお、できる範囲でと訴えるのは並大抵の覚悟がないと

できません。まさに音楽に身を捧げているとはこのことではないでしょうか。

舞台の音にこだわるあまりライブで赤字も経験しているとのこと。

これもひとえにいい音をファンに届けたいという思いからなのでしょう。

 

当ショップも音楽に関わっておりますが、

昨今の物価上昇、円安相場にて大打撃を受けております。

ほぼ全ての商品がスペインからの直送であるため

この影響は計り知れないものがあります。

素晴らしい弦でありながら、あまりにも高額になってしまったことで

一押しにするのにためらいも生じています。

この状況は、一郎さんの心境に似ているかもしれません。

それでもいい音楽のためにいい商品を届けたいという

思いが経営を続けていくうえでのガソリンになっていることは間違いありません。

 

 

店長 タロウ

 

2本目のフラメンコギターを探そう

こんにちは

さて、みなさまはギターを何本所有していますか?
大手楽器店が統計をとったところ
2.7本というのが平均値だそうです。
どうですか?意外と多かったですか?少なかったですか?

この統計はエレキギター、アコースティックギター
フラメンコやクラシックといったナイロン弦ギター全ての
合算のようです。
個人的にはなるほど、と頷ける数値でした。

一般には、最も多い母数である、アコースティックギターまたは
エレキギターを最初の1本所有していると考えるのが
妥当でしょう。
そして、次の2本目としてアコギならエレキを、エレキならアコギを
とするか、アコギ2本目、エレキ2本目とするかの選択。
ここでストップする人も結構いるはずです。
さらにギターにはまった人は、3本目にいく。
ここでだいたいが落ち着くのでしょうね。
納得のいく統計結果です。

自分自身はどうかというと
エレキが6本、アコギが1本、フラメンコが3本という
状況です。アコギが少ないのはフラメンコで
代用できてしまうところが大きいかもしれませんね。
ナイロン弦の音の方が好みというのもあります。
エレキはほぼタイプの違うもので
さすが個体によってサウンドが大きく異なるだけあって
これくらいの数になっていました。

ナイロン弦ギターを最初に購入した人はどうでしょうか。
個人的なリサーチ、肌感覚で概算すれば
2本弱が平均値ではないかと思っています。
ナイロン弦ギター派はアコギまでは派生するけれど、
エレキにはいくのは稀ではないでしょうか。

そうすると最初のエントリーモデルのフラメンコが1本、
そして中上級者レベルのモデルが1本。これで2本ですね。
これが最も多いパターンのような気がします。
さてみなさまにおかれましてはいかがでしょうか?

当ショップでは
基本的にエントリーモデルは置いておりません。
いろいろ理由があるのですが、1つ挙げるとすれば、合板のギターが好きではないので
単板のものをチョイスしていたらこのような販売形態となったという感じです。
したがいまして、当ショップのユーザー様はこだわりの2本目以上を探される方が
ほとんどです。

ギターがある程度弾けるようになった状態で
新しいギターを探すのってワクワクしませんか?
知識も経験も増えてこだわりのスペックや好みもある程度固まってくると
ネットで探す旅も非常に面白い展開になってきますよね。
それぞれの個体の違い、メリットデメリットなどを閲覧するのは
至福の時間でもあります。

2本目のフラメンコギターとして1つ考えられるのは、
気軽に弾けてなおかつ単板のメリットをおおいに享受できる
モデルではないでしょうか。
もし現在合板モデルをメインで使われているのであれば、
次の1本として単板モデルを試してみる価値はかなりあると思います。
ある程度弾けるようになった段階では
音の帯域を狭めてしまう合板ギターはおススメできません。
やはり、このレベルでは単板に限ります。

気軽に弾けるというのは、軽さであったり個体のサイズ感。
リビングや自室に置いておいてヒョイと持ち上げ
椅子に腰かけることが容易にできるギターというのは
練習のモチベーションを上げてくれること間違いなしです。
ギターを弾くからには上達したいですよね。
それにはひたすら練習しかないので最初の一歩を踏み出させてくれる
取り回しの良さは重要なファクターでしょう。

そんなシチュエーションにぴったりなフラメンコギター、
在庫しております。それは

▼エルマノス・カンプス PRIMERA(プリメーラ)

spain-guitar.com



です。

エルマノス・カンプスシリーズの中でも
一番価格を抑えたモデルでもあり、ウェイトも最も軽くなっています。
ボディーサイズが一般サイズよりもやや小ぶりなことから
取り回しの良さは抜群で、まさにセカンドギターとして
身近な場所に置いておきたいギターとなっています。
サウンドも厳選された材をふんだんに使っていることから
鈴なりでありながらカラカラと乾いた音で鳴ってくれます。

あるユーザー様は、会社の休憩時間に練習するために
こちらのモデルをご購入されました。結果はドンピシャ。
まさに気軽に手に取ってお昼休みに20分間弾いてみたり
など、とても重宝しているとのことでした。

寝起きにギターを弾くのはなかなかしんどいですが、
ちょっと早起きをして出かける前に1曲弾くとか、
帰宅後の夕食後にパッと手に取ってスケール練習してみるとか
ご自身のライフスタイルに軽い気分で取り込めること
間違いなしです。
知らず知らずのうちにギターが上達している
なんてことも現実になると思います。
ギターを上達するというミッションにおいても隙間時間の
有効活用は検討の余地ありです。

気になりましたらぜひお問い合わせいただければ幸いです。
お待ちしております。



店長 タロウ

 

 

本当に夢を叶える奴は『本気を通り越して狂気』・・・・サカナクション 山口一郎氏の言葉から学ぶ

こんにちは。

 

Spain Guitar Online Shop 店長のタロウです。

 

この数か月間、とてもはまっていることがあります。

それは、ロック・ポップスバンド サカナクションのボーカル山口一郎さんが

不定期で配信しているYoutubeチャンネルです。

おそらく去年の年末くらいだったと思いますが

このYoutubeチャンネルの切り抜き動画を見てグッとくることがあり

過去のアーカイブを見たり、リアルタイムで視聴するようになりました。

 

彼の配信の一番の魅力は等身大で嘘偽りなく語り掛けてくれる

独特の配信スタイルです。視聴者とみんなで笑ったり、怒られたり、

真面目に語り合ったりとても近くに感じられる存在であることが

多くの人を惹きつけているのだと思います。

 

サカナクションの存在は知っていましたが

しっかり楽曲を聞いていない状態の私でもこの山口さんの配信には

はまりました。そこから彼が率いるサカナクションの音楽にも

触れ、素晴らしいグルーヴと文学的な言葉遣いの歌詞に魅了されています。

 

そんな彼の言葉で強く心に響いてるものがあります。

それは夢を追いかけたい視聴者さんからの質問に対する

応対で発した強烈な一言でした。

 

『本当に夢を叶える奴は ”本気を通り越して狂気” 』

 

www.youtube.com

 

これには頭ガツンとやられた感じで

まさにそうだよな!

と頷かずにはいられませんでした。

 

何かをやるにも最初の気持ちだけは威勢が良くて

実際に行動する際にはあれこれ言い訳を考えて

日々をなんとなく過ごしてしまう。

そんな状態だと夢に描いていた自分に、成功した自分にはなれませんよね。

 

『本気のやつはたくさんいる、だから本気だけではどんぐりの背比べにしかならない

頭一つ抜け出すには本気を通り越して狂気のやつ』

 

本当にその通りだと思います。

何事もそうだけれども芸事ならまさにそれがあてはまっています。

彼もいろんなものを犠牲にして狂気になって今の居場所を見つけたのだと思います。

分かっているからこそ、周りを見ているからこそ

このように言語化できて実感しているのだと思います。

 

この狂気になれるのは一握りの人なのかもしれません。

ただ、芸事だけじゃなくても仕事でも勉学でも

一瞬でも狂気になっている瞬間があったのならそれは1つの成功へと

繋がるのかもしれませんね。

 

生産性のない無為な時間を過ごし勝ちな自分への戒めとして

この言葉を日々、心に刻んでいきたいと思います。

そしてキビシイ言葉ではあるけれども

なんだか元気ややる気が湧いてくる言葉でもあります。

 

みなさんは狂気になったことはありますか?
一緒に狂気になってみませんか?

 

 

店長 タロウ

 

 

 

 

ギターのポテンシャルによる演奏面への影響

GW終盤ですが、いかがお過ごしでしょうか。

Spain Guitar Online Shop 店長のタロウです。


都内は大荒れの天候が回避されたようで
比較的過ごしやすい感じで終わりそうですね。
今日は少し寒いですがなかなかいい天気です。

 

私事ですが、5/3にバンドのライブが
あり久々に人前でギターを演奏してきました。
内輪だけのライブということで
専門のPA不在の音響環境が酷い会場でしたが
無事?終わりまあまあ楽しめたライブでした。

 

格安の会場だったので仕方ないのですが
音響面に不安があるのは非常に良くないですね。
用意されていたアンプがかなり酷く、
結果として作りこんでいった音も出せずに終わり
かなりストレスがたまった演奏となってしまいました。
録音もしましたがギターの音が潰れてしまっていて
悲しい状況・・・今度はアンプの持ち込みも
検討しようかなと思っています。

 

一方、人前で演奏するという経験はとても良いですね。
今回ライブをやって再認識しました。
バンド形式でやっているので

 

リハでは他人の前で演奏をすることになるのですが
ライブで全く知らない人の前で演奏するというのは
だいぶ異なる感覚になります。
あれだけ練習したと思っても
緊張から指が言うことを効かなくなったり
予期せぬことが多々起きるものです。
頭の中で想定していた演奏ができず焦りも出てきます。

 

ここで役に立ったのが最悪のことを想定して
準備してきたいくつかの練習でした。
自分の演奏形態としては大きく分けてリズムとソロの
2タイプあるのですが、リズムの方は
正確なグルーヴに落とし込んで演奏に没頭することで
ある種のゾーンにもっていける状態まで練習したこと
これが役に立ちました。

 

練習する中で数々のコード進行のミスから
リカバリーする方法、ま、誤魔化し方ですよね
それをインプットしておき正しいルートに戻る
感覚を養いました。耳で聞いて身体で覚えるのが
一番効きますよね。
実際の場面で案の定、間違いは発生しましたが
音の違和感から即座に正しい位置へ戻すことができました。


そしてギターソロの場合。これがなかなか誤魔化しが
効きづらいので完璧にこなせるまで仕上げるのが
理想ですが、これも最悪のことを想定し、
ソロを意味のある単位でいくつかのパートに分解して
それぞれの単位の始まり方を覚えておくようにしました。
これをすることで、どこかでミスしたり
止まってしまった場合でも次の始まりからリスタートすれば
よいので結構誤魔化せます。
これにより大事故は防げますよね。

 

この方法はフラメンコのソロ演奏やクラシックの演奏では
使えないですが、バンドで流れがどんどん進んでいくような
演奏の場合には有効だと思っています。
ミスしないように練習を積むのが一番なのですがね。
残念ながら人はミスをするものです。

 

そんなとき助けてくれるのは
機材や楽器自体とういうことも
結構あるものです。
人前で演奏するとき、それまでに
きちんと練習してきていれば
ある種のゾーンに入ることができます。

 

自分の指、腕、身体と楽器とが一体化するような
感覚、自分でコントロールできてるんだという感覚が
リアルタイムで感じることができれば
その演奏はうまくいくでしょう。
整備が行き届いたギター、そして持っているポテンシャルの
いいギターというのはこれを促進させてくれるんですよね。

 

手頃な価格のギターと高級なギターとの違いを
聞かれた場合に、作りの良さと材料の違いと応えることが
多いのですが、その基本部分があったうえで、
高級ギターには自身の演奏をアシストしてくれる
可能性を秘めていると体験上、感じることが多いです。

 

これは数値化できることではないので
断定はできないし、定量化することも困難です。
それでも実際にこのような演奏を支えてくれる
現象は高級と言われる部類のギターに多く見られるように
思います。

 

弾き易く滑らかな運指を可能にするネック、
ボディのフィット感、
そして音の反応の良さそれらがレスポンスとして
自身に跳ね返ってくることでいい演奏へと導いてくれる。
これが高級ギターの1つのポテンシャルだと考えても
差し支えないと思います。

 

当ショップのフラメンコギター
エルマノス・カンプスシリーズはこのようなポテンシャルを
秘めたラインナップとなっていますが、特に高級材料を使用したAシリーズは
極めて高い反応性を示してくれます。
音の質、抜けの良さも1段階上をいってくれます。

 

▼エルマノス・カンプス PRIMERA-A(プリメーラ-A)

spain-guitar.com

 

楽器を演奏すること、いい演奏をすることは
理屈では測れな部分が極めて多く、
人が音から受けるインスピレーションによって
上達具合もパフォーマンスも大きく変動することになります。
質の高いギターを所有することは
満足度だけではなく実際の演奏面でも大きく作用してくることだと
言えるでしょう。

 

このエルマノス・カンプス PRIMERA-A(プリメーラ-A)
は反応性の良さはピカイチで
より高いレベルでの演奏を目指す方には
うってつけのモデルとなっています。
セカンドギターとしても非常に意味のあるギターとなることは
間違いありません。
ぜひ、お試し、お問い合わせ、ご検討をお待ちしております。


店長 タロウ

今の時期、ギターが一番“素直に鳴る”理由

この時期、湿度がだいたい50%前後で安定しています。
ギターにとっては、かなり状態のいい季節です。

 

乾燥しすぎず、湿気もこもらない。
ネックやトップの動きも落ち着いていて、
いわゆる「楽器が素直に鳴る状態」になりやすい。

 

実際、この時期に弾くと、
「あれ、こんなに鳴るギターだったか」と感じることがあります。

ただ面白いのは、
ギター自体が急に良くなったというより、
“本来の状態に戻っている”だけだったりします。

 

特に、普段弾き慣れているギターほど、
ちょっとした違いに気づきやすくなります。

 

いつもと同じ弾き方をしているのに、
音の伸び方や反応が少し良く感じる。

 

この「少しの違い」が分かるのが、今の時期です。

 

逆に言うと、
この違いに気づけるかどうかで、
弦や音に対する判断も変わってきます。

 

■ 状態がいい時ほど“誤魔化しが効かない”

ここ、意外と大事です。

ギターの状態が安定していると、
弦の違いだけでなく、弾き手のクセもそのまま出ます。

・右手のタッチの強さ
・発音のタイミング
・押弦の甘さ

こういうものが、そのまま音になります。

 

例えば、

軽く弾いているつもりでも実は強く当たっている、
音を繋いでいるつもりでも少し切れている、

 

そういう細かい部分まで、はっきり出てきます。

 

これは裏を返すと、
「普段は楽器側に隠れていたもの」が見える状態です。

 

逆に言うと、
弦の違いもかなりクリアに分かる状態です。

 

夏や冬だと、
湿度や乾燥の影響でギター自体が変化してしまうので、
弦の違いなのか、楽器の状態なのかが分かりにくい。

 

今はそれがほとんどない。

 

だからこの時期は、
弦を選ぶにはかなりいいタイミングです。

 

ここで一度基準を作っておくと、
他の季節でも迷いにくくなります。

 

■ D’Addario(ダダリオ)EJ45 / EJ46

EJ45とEJ46。(いずれもD’Addario/ダダリオ)

スペック上はテンション違いですが、
実際は弾き心地も音も別物です。

EJ45は、余計なことをしない弦です。
バランスが良くて、どのポジションでも破綻しにくい。

 

いわゆる「基準になる音」です。

 

この弦を基準にしておくと、
他の弦に変えた時の違いが非常に分かりやすい。

言い換えると、
「自分の音を測るための物差し」になります。

ただ、逆に言うと
弾き手側の表現にかなり依存します。

良くも悪くも、
弾いた通りの音が出る。

 

一方のEJ46。

張りが強くなることで、
音の立ち上がりと押し出しが明確になります。

特に低音側は分かりやすく、
音の芯が太くなります。

 

ここで感じるのは、
「音が前に出る」という感覚です。

 

同じフレーズでも、
一音一音の存在感が少し強くなる。

そしてもう一つ、

弾き方による差が、よりはっきり出ます。

軽く弾いた時と、しっかり弾いた時の差。
この差が出ることで、表現の幅は広がります。

ただしその分、
コントロールできていない部分もそのまま出ます。

力みがあると音が暴れるし、
タッチが安定していないとバラつきが出る。

ここを「音がいい」と感じるか、
「弾きにくい」と感じるかは、かなり分かれます。

 

D’Addario(ダダリオ)EJ45 / EJ46

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■ D’Addario(ダダリオ)EJ45FF / EJ46FF

カーボン弦は“音を作る人”向け
EJ45FFとEJ46FF。(いずれもD’Addario/ダダリオ)

カーボン(FF)については、少し踏み込みます。

これは単純に「明るい音」という話ではないです。

音の輪郭が強く出る分、
フレーズの繋がりやニュアンスもはっきりします。

ナイロンは少し柔らかくまとまるのに対して、
カーボンは一音一音が独立して聞こえる感覚があります。

録音してみると分かりますが、
ナイロンよりも“線”として音が残る感じです。

後から聴いた時の分離の良さが違います。

 

ここで重要なのは、
「音が良いかどうか」ではなく
「どういう音を出したいか」です。

 

その代わり、
タッチの粗さや、無意識のノイズも拾います。

つまり、
弾き手の情報がそのまま音になる弦です。

ここが面白いところでもあり、
難しいところでもあります。

なので、

・自分の音をコントロールしたい人
・録音やアンサンブルを意識している人

このあたりにはかなり合います。

逆に、
とにかく弾きやすさや安心感を優先するなら、
ナイロンの方が扱いやすいと感じるかもしれません。

D’Addario(ダダリオ)EJ45FF / EJ46FF

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▼ D’Addario(ダダリオ)クラシックギター弦一覧

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■ フラメンコ弦は「リズムの楽器」になる

サバレスのトマティートモデル。

これはクラシック弦と同じ感覚で考えない方がいいです。

この弦を張ると、
ギターが“リズム楽器寄り”になります。

 

アタックの立ち上がりが速いので、
一音一音が前に出る。

 

特にラスゲアードは顕著で、
返りの速さが全然違います。

さらに、
音の減衰の仕方にも特徴があります。

伸びるというより、
「前に出て、そのまま切れる」感覚。

これがリズムの輪郭をはっきりさせます。

逆に言うと、
音を伸ばして聴かせる方向とは少し違う。

ここは目的次第です。

フラメンコ弦(トマティート)

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■ 実際のところ、どこで判断が分かれるか

ここは店として見ていて感じる部分です。

 

同じ弦を使っても、

・「鳴るようになった」と言う人
・「扱いにくい」と言う人

きれいに分かれます。

 

違いは何かというと、

弦に合わせて弾き方を変えているかどうかです。

EJ45/46でも、カーボンでも、トマティートでも、
弦の特性に合わせてタッチを変えると、音はまとまります。

 

例えば、

・強く弾きすぎている人がテンションを上げると暴れる
・逆に弱すぎる人がEJ46にすると音が出る

こういうケースはかなり多いです。

 

ここで一つだけはっきり言うと、
「弦だけで音が良くなることはほとんどない」です。

 

ただし、
「弦によって弾き方が変わって音が良くなる」ことはあります。

この違いは大きいです。

 

逆に、
弾き方を変えずに弦だけ変えると、違和感が残る。

ここはあまり語られないですが、かなり重要です。

 

■ 最後に

弦を変えると、
音だけでなく弾き方まで変わります。

これは実際にやってみると分かります。

今のように状態が安定している時期は、
その変化が一番はっきり出ます。

普段なんとなく弾いているギターでも、
弦を変えるだけで「反応が変わる」感覚があります。

そしてその変化は、
単なる音の違いではなく、
弾き方そのものに影響してきます。

 

もし最近しっくり来ていないなら、
一度弦を変えてみてください。

違いは、思っているより大きいです。

 

▼ D’Addario(ダダリオ)クラシックギター弦一覧

spain-guitar.com

▼ フラメンコ弦(トマティート)

spain-guitar.com

では、また。