エルマノス・サンチェス・ロペス(以下、サンチェス・ロペスと略)とは、随分長い付き合いで、かれこれ10年くらい不定期ではありますがフラメンコギターを取り扱っております。
現在、シープレスモデルのソレアが在庫しておりますのでご興味を持ちましたらどうぞ、お問い合わせ、試奏もお待ちしております。
サンチェス・ロペス工房の強みはというと、きっちりとしたスペインの伝統工法によるギター製作と言えると思います。スペインの伝統工法、これはドイツ製のナイロン弦ギター工法に対してという意味であり、この伝統工法で製作するからこそ、フラメンコギターがフラメンコ独特のサウンドを鳴らしてくれるのだと思います。
常々、話していることですが、ターゲットとなる音楽を感じながらギター製作をしている、つまりターゲットとなる音世界をイメージしながらギター製作をすると、そのサウンドへ変貌していきます。
これは不思議なことではありますが、適切な材料を用いて設計書どおりに作製したとしても、その音楽へのイメージがなければかなり違ったギターになってしまいます。サンチェス・ロペスは100年以上も続く超老舗であり、このような伝統工法とフラメンコへの深い造詣から低価格帯であっても一切の妥協がないフラメンコギターを製作する稀有な工房と言えます。価格も非常にこなれており、当ショップではダイレクトな仕入れにより低価格でのご提供をも可能としております。
オールドフラメンコギターでは主流であったこだわりの660mmスケールネックとやや薄めとなっているネックが弾きやすさを増しています。
現在の工房の長であり、その名前が冠された最高級モデル、リカルド・サンチェス・カルピオはなかなか手に入らなく、そして彼が亡くなってしまったら中古でしか手に入らないことになります。店長も2回ほどしか扱ったことがなく手にしたときは非常に感動したものです。
量産、工場生産品ではない工房製作の本格派フラメンコギターをお求めでしたらぜひ当ショップをご利用ください。お待ちしております。
店長