こんにちは。
SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長のTaroです。
東京、寒くなりましたね～
半袖、短パンで過ごしていた店長もジャージ着てます（笑）。
行って来ました！！！
ビセンテ・アミーゴ 東京公演 ２０１３ ！！！！
渋谷 文化村オーチャードホールでのライブ！
もうですね、言葉がないくらい満足感、充足感があります。
今、新譜のティエラを聴きながら
昨日の余韻を堪能しているところであります。
CDの完成度に改めて驚嘆すると共に、
ライブパフォーマンスのクォリティーの高さを感じました。
これは、世界最高のグループであるパット・メセニーグループ
に通じるところがあるなぁ～。
フラメンコギターという枠でカテゴライズするのがもはや困難・・・
ビセンテ・アミーゴという音楽スタイルが確立した瞬間を
目の当たりにした感があります。
フラメンコギタリストとしてパコ・デ・ルシアが
初めてジャズ・フュージョンと歩み寄った稀有な時代背景を
既に得ていた条件でビセンテ・アミーゴは、
自身の音楽を確立していったように感じます。
カンテが入らないとフラメンコと思えないくらい独自の音世界、
今回のティエラでその作曲、編曲能力を非常に開花させた気がしています。
よくファーストアルバムが一番良かったという声を耳にします。
それはフラメンコギターというカテゴリーから見ただけの話だと
思います。
たしかにこのファーストアルバムは、パロがはっきりしていて
コンサートスタイルで弾く人口の多い日本のフラメンコギター界では、
これを推挙する声があっても然りでしょう。
しかし、やはり人は前に進むものであり、
ビセンテ・アミーゴも確実に音楽家として、芸術家として、
フラメンコギタリストとして大きくなっていると感じることができました。
今回の公演で感じたのは、一つの芸術家として、
芸術作品をその瞬間、時間、空間に作り出した
ビセンテ・アミーゴです。
極めて進化した音響テクノロジーも手伝って生のギターの音を非常に
リアルに大ホールで聴くことができました。
CDと寸分違わぬ演奏を披露し、ライブ感を加味しながら
照明とシンクロした劇的な音世界を作り出すパット・メセニーグループを
見ているかのようでした。
エレキベースを入れることで
自由にメロディアスなフレーズを弾くことが可能となり、
ハーモニーも複雑になりながらそれでいて自由で疾走感を感じさせる
圧倒的なバンドサウンド。
これは、ツアーを重ねてきた賜物であるだろうし、
この結束がビセンテが時折見せた
ライブ後半での満面の笑顔に現れていると思います。
弾いていて楽しい、愉快である、爽快感を感じることができたのは、
一つのグループとして成熟し一体感が生まれたからなのではないかな？
新たな芸術、芸術家の誕生を見てきた・・・・
それが今のインプレッションです。
ビセンテ・アミーゴ・・・圧倒的です、圧倒的すぎます。
