Spain Guitar Online Shop 店長ブログ

アンダルシアンギター日本総代理店。スペイン製フラメンコギターをはじめコンテンポラリーなガットギターを豊富に選べるお店です。 Knoblockギター弦、角南ギター、エルマノス・カンプス、ファン・モンテス、サンチェス・ロペス 取扱店。遠方の方にも安心のオンラインでお届けします!お近くの方はご予約にて試奏対応しております。

当ショップのスペイン製ギターについてのおはなし

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

晴天が続いておりますが季節は秋から冬ですね

残り10日あまりで師走・・

嘘みたいなホントの話で滅入ります(;^ω^)

 

 

さて、当ショップの一押しといえばアンダルシアンギターですが、
それ以外にスペインの3つの工房のフラメンコギターを取り扱っています。

 

Hermanos Camps
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456400&csid=1

サンチェス・ロペス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456404&csid=1

ファン・モンテス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456407&csid=1

 


ネットを駆使して世界中のフラメンコギターをチェックしている方なら

ご存知かと思いますが、
本場スペインには我々が想像している以上にギター工房があり

日本に名の通った工房もあれば、全く知られていない工房も数多くあります。

むしろ後者の方が多いのです。

ここで区別しなくてはいけないのは、工場製の大量生産されるフラメンコギターと
工房製のフラメンコギターです。


1.工場製フラメンコギター

2.工房製フラメンコギター

 

まず、工場製のフラメンコギターは、大型の工作機械が導入された工場にて、
工場が設置されている地元で雇われた工員などにより流れ作業によって

大量に製作されます

訓練されたリーダーが、各セクションまたは最終的にチェックをすることで
そのクォリティを保持しつつ、ユーザーに安価なギターを提供することができます。

工場で働いている人数の規模でいうと十数人以上ということになるでしょうか・・

 


具体的には、例えば、"Alhambra" などがそうでしょう。
このAlhambraは、当該Alhambraブランドの他にもCuenca、Almansa、Prezといった
複数のブランドを持っており同一工場にて多少の差異を加えながら大量生産しています。


自社ブランドなどのOEM品もこのあたりで製作されています。


フラメンコギターは作っていませんが、FenderGibsonをイメージしたら分かりやすいかもしれません。


このあたりのフラメンコギターは、本当にエントリーモデルであって、
スペイン人では本当の初心者さん、
またフラメンコではないポップスなどで使用したりライトユーザー向けだと思います。

 

最初に手にしたとしても数か月、早ければ数日?(;^ω^)
まじめに練習してれば1~2年で後述する工房製のフラメンコギターへと
シフトすることがほとんどだと思われます。

 

一家に1台、埃かぶって置いてあるギターの筆頭かもしれません・・・


型抜きしたような没個性な感じが出る杭を打つ日本人的気質には

受け入れやすいようにも思ったりします・・・
味気がないので当ショップで販売するのは避けたいと思うギター筆頭かもしれません(;^ω^)

 


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一方、工房製のフラメンコギターは、完全に一人(1人~2人程度のアシスタントはいるかもしれません)で
全ての工程が行われる個人製作家よるもの(個人工房)と、
数人から数十人規模で少数精鋭の分業体制で製作されるもの(少数精鋭工房)とに大別されます。


個人製作家は、工作機械を導入しているところもあるので真の意味では
完全手工品とはいえなくなってきているかもしれませんが、たかが知れている規模なので
手工品と言って差し支えないでしょう。

手工品は、言葉としてクラシックギター、フラメンコギター界隈では浸透しています。

価格が最も高く最低でも50万円~60万円といったところが相場でしょうか。
数百万円のフラメンコギターも珍しくないです。

スペイン人でも世界的に活躍するトッププロや愛好家のみが手にできているといった印象です。


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また、少数精鋭工房は、少々乱暴な言い方をすれば工場と個人製作家と中間に位置していて、スペイン独自のギター工法を踏襲しながら、
少数の工作機械を用いつつもおおよそは手作業にて限られた数のギターを製作していきます。

家族経営が多く、親、兄弟、親戚などでやっているところが多いです。
跡継ぎ問題もあるようで後進の育成に1~2名程度、雇っている場合もあるみたいです。

 


価格は幅広く設定されていて10万円代後半から百万円程度まで、
材の質、製作にかかる工数などから設定されています。

最高級モデルになると工房の名を冠したビックボスによって年に数台のみが製作され、
上述した個人製作家となんら遜色のない作品となっています。

例えば、当ショップで扱っているCamps、サンチェス・ロペス、ファン・モンテスがここに相当します。

 

Campsは、CampsブランドとHermanos Campsブランドとがあって、
後者が生産台数も絞られた上位モデルを扱っているブランドになります。
当ショップは後者のHermanos Campsだけを扱っています。
日本でも数多く流通しているエレガットは前者のCampsブランドのギターです。


Hermanos Camps
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456400&csid=1

サンチェス・ロペス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456404&csid=1

ファン・モンテス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456407&csid=1


スペイン人のプロのフラメンコギタリストで利用している人も多く、
真剣なアマチュアギタリストの多くが利用しているのも

この少数精鋭工房のフラメンコギターです。
個人製作家のものはやはり高くて買えないことがほとんどなんですよね。

 

 

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話しは飛びますが、スペイン人のアマチュアギタリストってもうヤバいくらい上手い人
たくさんいますよね~

なんだ、その右手は!!!っていうスピードです。
練習量なのかメソッドなのか・・・日本人は足元にも及ばない、
ネットを見ていると日々、感じます。

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ところで、これまでの日本の楽器店では、

えらく高い個人製作家によるフラメンコギターと
工場製のフラメンコギターしか見当たらず、
スペインで最もポピュラーで多くの人々に支持されている少数精鋭工房のフラメンコギターは、あまり見かけませんでした。


例えば、工場製のフラメンコギターを最初に手にしたとして、
次の選択肢が個人製作家による超高級モデルってハードル高すぎですし、
エントリーモデルに飽きたらそこにしか行く道がないのも酷なような気がしています。

 


少数精鋭モデルのフラメンコギターのよいところは価格が手ごろですが、
かなり本格的なフラメンコギターであるということ、
多くの一般的なフラメンコ好きのスペイン人が利用しているフラメンコギターであり
音質、音色に関して信頼度も高いということ、

1本持っていれば間違いないと言えます。
結構、飽きもこないし、コストパフォーマンスも非常に高いと思っています。


最初の1本としても絶対お薦めですし、次の1本としても申し分ないです。


もし、それでも満足しないのであれば、あなたが上手すぎるのか、
それを鳴らしきれないということなので
逆に練習しなさすぎなのかどちらかだと思います(;^ω^)

 

最近、SNSを利用していて感じるのですが、ギターにこだわって欲しいと思う反面、
こだわりすぎもどうなのかなぁと思ったりもします。
それよりも大切なことはハードに練習することだと思うので、
いい先生、いいコンテンツ、いい音楽仲間、
そういった環境を積極的に確保していくことが一番大事なように思っています。


ギターショップがそんなこと言ってはいけないのかも知れませんが、
マイアイテムの自慢よりもマイテクニックを華麗に披露する方がかっけぇーかなと個人的には思います。


脱線しましたが、当ショップでは本気でギターやりたい、

フラメンコギターを頑張ってみたいという方を応援しております。
というわけで、当ショップでセレクトしているギターは、ヴィンテージやコレクション的な観点よりも実用的な観点からご提案させていただいております。
やっぱり鳴らしてなんぼのギターなので、ケースにしまってキュッキュ磨いているより
ガサツに毎日鳴らして欲しいと思っています。


意外に知られていませんが、生のギターは消耗品です。
特にトップが薄いフラメンコギターは、弾きこんでいけばへたってきますし、
トップが割れることも珍しくありません。
メンテナンスを繰り返すことで寿命は延びますが限界もあります。
構造上の宿命だと思います。

ヴァイオリンなどとは違います。

 

いわゆるヴィンテージのギターはあまり弾かれていないギターですよね。

トッププロがギターを変えていく理由は、これも1つの理由だと思います。
Youtubeで見たビセンテのギターもかなりボロボロになってましたね。

 

人生においてギターを弾ける時間なんて限られています。
なので、その間、できるだけめちゃくちゃ練習してギターをボロボロにしてください。
ギター屋としてはそれが一番嬉しかったりします!(^▽^)/

 

当ショップでは、フラメンコギターだけにとらわれず、音楽に関すること、

ギターに関すること全般について、いつでもご相談に乗っております。

何かございましたら気軽になんでも連絡してくださいね。

 

 

<お問い合わせ>

spainguitar.shop-pro.jp

 

 

 

店長

 

 

沖仁さん、ビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦を完全レビュー!!

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

沖仁さん、日本で最もポピュラーのフラメンコギタリスト

といっても差し支えないと思います。


店長ともほぼ同世代(プラス5年以内なので若い方にサバ読みます(;'∀'))

フラメンコギターに興味を持ち始めた少し後くらいに彼の名前や作品をチラチラ見かけ

るようになり、気付いたら玉置浩二氏と共演したりなど、

フラメンコギターの枠を超えた活動で各種媒体で頻繁に目にするようになりました。

 


現在もテクニカルな分野とのクロスオーバー的な活動が多く、

フラメンコギタープレイヤーという日本ではかなりマイノリティなジャンルに

光明を射している稀有な存在だと認識しております。

 

今も継続中と思われるジャズギタリスト渡辺香津美氏との演奏は、

ジャズ・クロスオーバー・フュージョン全盛時代を過ごしてきた一世代上の音楽

ファン、ギターファンを喜ばせたのではないのでしょうか。

 


香津美氏と言えば、過去、ラリー・コリエルなどパコ・デ・ルシアとも関係の深い

スーパーギタートリオのメンツとも競演しており、

フラメンコギターとも縁遠くないと思われます。


私も学生時代に新宿ピットインでコリエルと香津美氏とのギターデュオを体験し、

ラストのお決まりのアランフェスからのスペインで大盛り上がりとなったことを

思い出します。

 

 

※蛇足ですが、その時、コリエルはスペインのキメ部分を全く覚えておらず

香津美氏から大目玉をくらってました。半分本気でしたね、、あれは(;'∀')

アドリブ部分はさすがの対応でしたが(笑)

 


当ショップは、個人的に音楽業界に全くコネクションもなく、

そうった利害関係には無縁でありながらギターが好きで音楽が好きで

展開しているだけの零細ネットショップであります。


いろいろ潜り込めば沖仁さんにはもっと早く辿り着いたのかもしれませんが、

個人的にはあまりそういうことが得意でないため、プロアマ問わず

いいなぁ、って思ってもらえる商品を同じように提供していきたいと

常々考えております。


一緒に仕事をさせていただいております職人さんも同じ考えで

その気持ちを共有しそこで繋がっているのが我々なのです。

蛇足ですがこの小さいチームの仲間は増えており来年以降、

新しい展開があるかもしれません。


そんな中、沖さんからはアンダルシアンギターに興味を持っていただき

直接ご連絡をいただけました。


まあ、ビックリしましたよ(;'∀')


10年以上前にはライブに行きでCDにサインなどしてもらっていたのですからね。

遂に出会っちゃいましたよ、あのフラメンコギタリスト、沖仁さんに!

 


実は、アンダルシアンギターは、玉置浩二氏を心より愛し、尊敬し、

自分自身も歌手になりたいと思っていたあるユーザーさんからのリクエストから

スタートしているのです。

現在、消息すら不明な彼ですが、そのアンダルシアンギターが、

玉置氏に近い沖さんに興味を持っていただいたので非常に感慨深いものがあります。


いつか玉置さんが沖さんの奏でるアンダルシアンギターで歌ってくれたのなら、

これはもう物語の終わりのようなものですよね。

そんなことがそうそう起こらないのが人生なのですが、

そういう想像も楽しいものです。

 

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そんな沖さんとの出会いがあったのですが、

またまたグッドタイミングで“Solera Flamenca”によるビセンテ・アミーゴの

フラメンコギター弦を手に入れることができ、アンダルシアンギターの試奏と同時に

他2種類の弦とともに、沖さんにレビューをしていただけることとなりました。

 


沖さんがフラメンコギターを始めたのもビセンテのライブを見てからとのこと。

これも運命かなぁ・・・

 

<Solera Flamenca フラメンコギター弦>

spain-guitar.com

 


完成したレビューを拝読し、まあーこれまたビックリです。

 

<沖仁さんによるレビュー>

note.com

 


このレビューに対して何も言うことはございません!!

むしろ、あたしがなんか言ったら価値が下がってしまうんではないか

というくらい素晴らしく的確で読みやすい。

プレイヤー目線、ユーザー目線で完璧な評価をしていただき

このレビューによってほぼ宣伝は完結してしまっています。

これで売れなかったら私の責任ですよね・・それくらいのクォリティーでした。

 


また、特筆すべきは仕事のスピードです。とにかく早いです。

仕事ができる人というのは正確さはもちろんですが、それよりもなによりも

仕事の早さだと思います。

 

1つの仕事に対して、一度、最後まで短期間で作り上げて

それを何度もチェックしていく。そういうやり方を常にしている人の方が、

丁寧に1つずつ積み上げていくタイプの人よりも

クォリティの高い仕事を短時間でこなしていける、

私の社会人経験で出会った優秀な人はみなそういう人達でした。

 

沖さんからはそういう同じニオイがしました。

今の時代、ミュージシャンといえどもマーケティングは、

セルフでこなすことが当たり前になってきました。

自分で作って自分で発信していく、それができない人はアーティストとして

置いてきぼりになってしまう時代です。

 


程よくSNSを活用し、自分の時間を作りながら満足のいく作品を仕上げていく、

そんなバランス感覚を持ち合わせた方なのだなぁと公開されたレビューを拝読して

しみじみ感じました。

 


レビュー公開からいい感じでビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦が

みなさまの手に渡っていっております。

それ以前に購入いただいたコアなファンの方もいらっしゃいましたが、

錆びれた怪しいショップから購入をためらっていたユーザーさんの背中を

押していただいたように思います。

 


<Solera Flamenca フラメンコギター弦>

spain-guitar.com

 


今年の6月から導入した確実な割引と手厚いポイント付与によって

大変お買い求め安くなっております。

迷われていらっしゃる方は、ビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦を

ぜひ “1セット” 手に取っていただければ新しいフラメンコギターの可能性をきっと

見つけられると思っております。

 

 

そして、最後に、沖さんまたまたありがとうございました!!

これからもよろしくお願い致します

 

 

店長

 

フラメンコギタリスト 沖 仁さん Spain Guitar Online Shop に登場!!

こんにちは

SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

日本で最も知名度がありフラメンコ界隈のみならずクラシックギター

ポピュラーミュージックまで多彩な活動を続けるフラメンコギタリスト 沖 仁 さん。

業界にはコネも縁もほとんどない当ショップですが、

このほどご縁があってアンダルシアンギターを試奏していただけることになりました。

普段SNSを活用されている方は、既に御存知のことと思います。

試奏の様子の動画が Twitter, Instagram で沖さんのアカウントにて公開されております。


沖さんからは、直接ご連絡をいただき一番気になっておられたダブルカッタウェイを中心に

現在、当ショップで在庫しております全てのアンダルシアンギターを試奏していただきました。

以下、試奏動画です。

<Twitter>

 



<Instagram>

 
 
 
 
 
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お電話でもお話をさせていただき、アンダルシアンギターのご感想も

お聞きすることができました。


予想以上にというのでしょうか、ルックスのインプレッションを大いに裏切られ、

想像以上にフラメンコギターだったというのが沖さんのご感想でした。

音も乾いていてびっくりするほど“フラメンコギター”だったとのことでした。


これは、長年アンダルシアンギターを取り扱ってきた当ショップとしては、

大変嬉しいご感想で、当ショップとしてもユーザー様に最もアピールしたい点でもあります。

 


また、幅広いユーザー様に是非知ってもらえるいい機会だと

感謝の気持ちでいっぱいです。Twitterの動画再生回数は、

現時点で9,000回に近づいており、最近の沖さんの動画の中でもピカ一の数字でした。


それほど、アンダルシアンギターの奇妙なルックス?(;^ω^)と

フラメンコギタリスト沖仁さんという知名度のある方との組合せが

興味を引いたということでしょう。満足この上ないです。


まだ、ご覧になっておられない方は、是非ともアクセスして御覧ください。

短い動画ですがiPhoneで撮影された綺麗な動画も相まって芸術的な映像になっております。

※ちなみに現場には、私は立ち会っておりません。


1. Francisco Simplicio 1932 / Tulipwood(Yellow) with Zero Fret System

spain-guitar.com


2. Marcelo Barbero 1942 / Mountain Ash (Natural Brown) with Zero Fret System

spain-guitar.com



3. Francisco Simplicio 1928 / Movingui (Natural) with Zero Fret System

spain-guitar.com


ルックスも大いに気に入っていただけて、特に白の "3" がルックスもサウンドも好みとのことでした。

1点だけ、アンダルシアンギターのサイズが大きいため、

現在、沖さんの求めているサイズ感と離れていてたようです。

そこだけが残念だったようです。


アンダルシアンギターは、全体のシェイプとして、

一般的なサイズのフラメンコギターよりも10mm程度、

小ぶりのフラメンコギターよも15mm程度ボディのサイズが大きくなっております。

これによりとても大きな音が出るとともに強いピッキングに対する

強力なレスポンスを生み出しております。


エルマノス・カンプスのフラメンコギターのように

小ぶりなフラメンコギターを好む方もいれば、

逆にネックが薄すぎて弾きにくいと仰る方もおられます。


また、このアンダルシアンギターを大きすぎて弾きにくい

という場合もあるでしょうし、このサイズ感でこの音量、質感がたまらなく

ドハマりする、という方もいらっしゃいます。

 


要は、とどのつまり好みなのです。それ以外はないと思います。

 


1つ言えることは、アンダルシアンギターがフラメンコを演奏する上で、

ルックスの奇抜さからは想像できない、Muy Flamenco(ムイ フラメンコ)なサウンドを奏でられる

ほんまもんのフラメンコギターであるということでしょう。


アンダルシアンギターでフラメンコギターを演奏できるようになれば、

他のギターでは物足りなくなると店長は感じております。


それだけ強力なサウンドを持ったギターだと思っております。

ただ、気分転換に他のギターを弾くと新鮮な気持ちにはなれます。

基本的にギタリストというのは、移り気な性格でいろいろ試したくなるものなのです。

だからギターのコレクションも増えていくのでしょう(笑)。



沖さんは、このブログをご覧になっておられないでしょうが、

この場を借りて感謝の気持ちを述べさせていただきます。


ありがとうございました!!


☆沖 仁さん、最新作☆

フラメンコギター サブスクのレッスン情報

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP 店長です

 

 

サブスクリプション、いわゆるサブスクが各種業界のトレンドになりつつあります

 

完全購入するのではなく比較的安価な定額料金にて

永続的にサービスを供給し続けるというサービス提供者、ユーザ双方に

メリットがあるサービスで、私も音楽系のサブスクは非常に便利に利用しています

 

さて、コロナ禍を契機にこのサブスクの波が音楽レッスン業界にも大いに

波及してきたように思われます

 

デジタル先進国、アメリカはさすがで豊富な音楽教育コンテンツが

これでもかというくらい贅沢な形でしかも高い利便性、操作性を伴い

ワールドワイドに提供されています

 

エレキギター、鉄弦のアコースティックギターは、特に顕著で

あの有名なアーティストがこれだけたくさんの音楽コンテンツを

提供しているのか、と思わずにはいられません

 

いずれもクォリティが高く、PDFによるTAB譜はもちろん

数時間に及ぶ動画、MP3による音源の提供など

これでもかというくらいの量でしかも相当に安価に

手に入れることができます

 

もともと欧米にはVHSの時代からこのようなコンテンツの提供は

盛んであったのですが、ここにきてデジタル配信という形で

日本にいながらクリック1つで享受できるようになりました

 

すごいところだと専用のPCアプリ(もちろんスマホアプリもあります)

にて専用のブラウザーにてダイレクトにサーバーにアクセスできる

コンテンツもあります

これがとにかく便利、おまけに購入履歴からおススメコンテンツまで

提案してくれます

 

このようなサブスクの展開、フラメンコギターでもありました

 

www.eliteguitaristflamenco.com

 

コンテンツは、それほど多くありませんが

アドバンストコースにみなさんも大好きなアントニオ・レイの

レッスンが2つほどあります

 

私のおススメはなんといってもホセ田中さんでしょう

アメリカ在住のホセさんは、だいぶ前から自前でレッスンコンテンツを

作成しておりましたが、ややサーバー管理?がうまくいってなかったのか

やや破綻してたところがあったのが、このサービスにより

分かりやすくアクセスできるように進化しています

 

他にも複数のインストラクターがレッスンを提供しています

アントニオ・レイが英語かどうかは、サンプル動画がないので

分からないのですが・・・

他の方は、全て英語のようです

とても平易な英語ですので、興味がございましたら

ぜひチャレンジしてみてはどうでしょう?

ビギナーコースはサンプルも見られるので、まずはそこからだと思います

 

このようにワールドワイドで展開していくコンテンツは

スペインの音楽であるフラメンコギターであっても

英語が基本です

いつの時代も英語の重要性は語られていますが

今、動画時代になって話される英語をダイレクトに理解できる

ヒアリング力が求められているように思います

 

この流れに乗り遅れないようにするためにも

英語の学習はおススメしたいですね

スペイン語よりも英語だと私は実感しています

 

 

それでは!

 

店長

 

 

 

 

 

 

ビセンテ・アミーゴ フラメンコギター弦“Alma” by Vicente Amigoとは?

こんにちは

SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です。

 

 

ビセンテ・アミーゴが開発協力したフラメンコギター弦 “Alma” by Vicente Amigo
アーティストの肖像が添付されたギター弦は、いくつもありますが、
ほとんとが名前貸し程度のものであって、相互に意見交換をしながら
商品を練り上げていくというプロセスは皆無であったように思われます。

 


この“Alma” by Vicente Amigoでは、ビセンテと開発側とが親密になって
彼の望むテンションまで落とし込んでいきました。
そこまでビセンテほどのギタリストがなぜ、協力したのでしょうか?

 


それは、やはり現在販売されているギター弦に対して大いに不満があったからなのでしょう。一流のギタリストとそうでないギタリストとの差は、いったいなんでしょうか?
一番の大きな要因は右手のピッキングです。はじく指のパワーが圧倒的に違い、数音聞いただけでおおよそのレベルは分かるものです。

 


これは筋力はもちろん必要ですが、弦へパワーを伝達するタイミングが最も影響が
あると思われます。ビセンテは、やはり超一流、筋力もパワーを伝達するタイミングも
ものすごく優れています。


そんなビセンテですが、彼自身、長年の指の酷使により、弦に対する不満があったようです。Solera Flamencaでは、ビセンテとの弦開発の前に2種類のフラメンコギター弦を開発し、販売していました。
なお、この2つのセットもなかなかに評判で乗り換えるギタリストも少なくなかったようです。

 


おそらくそれらをベースに新しい、ビセンテ仕様の弦の開発を試みたのでしょうが、
ビセンテは最初に用意された数セットに対して、もっと柔らかいタッチが欲しい
という要求を数回ほど繰り返したそうです。

 


Solera Flamencaが開発した2つのセットは、ギタリストの指の酷使を軽減し、
ギターのネックへかかる力を低減させる2つの目的がありました。
大方目標は達成されていたのですが、ビセンテにとっては、指への感覚の点で
まだ足りなかったというのが実際のようです。

 


そして、それを満足いくところまで追求して完成したのが“Alma” by Vicente Amigo
なのです。完全にビセンテ・アミーゴ仕様のため、現在の高めのテンションを求める
風潮とは相反する点もあるのかもしれません。

 


ただ、それは単に風潮であって、また、個人の感覚も大いにあるので、
実際にトライし、感覚でジャッジする他には方法がないでしょう。
ギターとの組み合わせでもそれは全く違うものになるので、各種弦との優劣は測れない
とも個人的には思われます。
もちろん、もとから不満の感じられる弦というのは存在するので、特には安価すぎる弦・・
これらとは一線を画す存在であるのは間違いがないです。

 


Solera Flamencaが目指していたコンセプトの1つであるニューヨーク時代の旧“LUTHIER”へも
近づけているのではないでしょうか。
(※現在販売されているLUTHIERとは全くの別物です。)

 


まずは、1セット、お試しいただき、ビセンテがどんなことを感じてギターを
プレイしているのか、これからどんなこと思いながら演奏していくのかを
体験するのも面白い試みかと思います。

 


フラメンコギターを手にした人なら誰もが憧れるであろうビセンテ・アミーゴに
少しでも近づける、そんなちょっと夢の詰まったフラメンコギター弦、
私はそんな風に今回の販売を感じております。

 

 

Alma” by Vicente Amigo

spain-guitar.com

Solera Flamencaの他の2種類のフラメンコギター弦も販売いたしますので
こちらもどうかご検討いただければと思います。


“acompanamiento”

spain-guitar.com

“concierto”

spain-guitar.com

 

 

ビセンテ・アミーゴ フラメンコギター弦 販売開始しました

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

先日、9月24日より、話題のビセンテ・アミーゴ フラメンコギター弦 

Alma” by Vicente Amigo Flamenco Concert Strings, Medium Tension

を販売開始いたしました

 

spain-guitar.com

 

9月28日(火)までは、会員様限定にて販売しております

一般販売は9月29日(水)からになります

お早く手元に欲しい方は今すぐ会員登録をしてください

今からでも全然間に合います

 

経営者の死去により閉店してしまったニューヨークのギター弦メーカー

"LUTHIER"の品質を取り戻そうとバルセロナの老舗ギターショップ

Solera Flamenca が立ち上げたブランド、 GUITRA STRINGS BY SOLERA FLAMENCA

 

 

このブランドの第2弾として、あのビセンテ・アミーゴが製品開発に協力し、

その名前の使用も認めたフラメンコギター弦

それが、“Alma” by Vicente Amigo Flamenco Concert Strings, Medium Tension

です

 

 

ハイテンション傾向の弦が今や当たり前のフラメンコギター界隈にて

プレイヤーの手を保護する、ギターのネックの負担を軽減するという

目的により比較的テンションの低い弦を提供することがこのブランドの現時点での

方針のようです

 

ビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦もこれを踏襲したものとなっており、

テンションはミディアムのみです

いわゆる名前貸しのような類の弦ではなく、ビセンテも本気で開発に協力して

産まれた、こだわりのあるセットとなっています

 

ビセンテ・アミーゴについて知らない方、、、このブログを見ている方で

いないとは思われますが、彼の登場によってフラメンコギターを弾き始めた

人は相当数いると思われ1990年代、2000年代初頭において圧倒的な影響力があったと

言ってもいいでしょう

 

パコ・デ・ルシアからフラメンコギターを聞き始めた方でも

ビセンテには一目置いていることには間違いないと思われます

 

ずいぶん懐かしい曲になってしまいましたが、ビセンテとったら

この曲をピックアップする人も多いかもしれません

やはり名曲です

 

 

この曲の衝撃はとても大きかったですよね

やはりとてつもなくカッコ良かった

 

そんなビセンテ・アミーゴの開発協力したフラメンコギター弦

おそらく日本では初入荷?かと思われます

当ショップで扱えることを光栄に思っております

 

ぜひ、一度、試してみてください

また、再び日本でもフラメンコギターの火が点火することを祈っています

 

 

店長

アンダルシアンギター Francisco Simplicio 1932 (ダブルカッタウェイ、24フレット) 入荷しました!

すっかり夏の気配がなくなり

秋へと向かっていますね

季節の変わり目、気を付けてお過ごしください。

 

さて、先日、フラメンコギターの新作が入荷しました。

噂のアンダルシアンギターです。

 


フラメンコギターでダブルカッタウェイ、
おそらく鉄弦のアコースティックギターでもこれまで見たことのないルックス。

みなさんは、どのように感じていますか?

人は見慣れないもの、これまで絶対だと無意識に認識していものと異なるものを
見せられると、違和感、さらには嫌悪感まで抱くことがあります。
もしかして、今、このダブルカッタウェイのガットギターを見せられて
同じような感覚なのではないでしょうか?


実は私もそうだったんです。
え?なに?これ?ダサい・・・とか。。。。
そんな気持ちにもなりました。


これと同じような感覚が"Gibsonレスポール Jr"にありました。
レスポールJrは、オリジナルのレスポールの廉価版、弟分、
ワンピックアップ、ワンボリューム、ワントーン
で非常に潔く無駄部分が削られた手ごろな価格のエレキギターです。


質実剛健とでもいいましょうか、無骨なロックなイメージです。
発売当初はシングルカッタウェイだったのですが、後に仕様変更があり
演奏性を向上させたダブルカッタウェイとなります。


レスポールJr のダブルカッタウェイモデルは、
ローリング・ストーンズキース・リチャーズの使用が有名かもしれません。

個人的には、レスポールJr 自体をカッコイイと思えなかったので
ましてやダブルカッタウェイなどと・・・


ところが、一度弾いてみる機会があったのでトライしてみると・・・


これが素晴らしく心地よい腰のあるロックなサウンド
しかもダブルカッタウェイモデルがこんなにも弾きやすいものか!
とびっくりしました。
それ以来、このモデルに大注目、いつか欲しいなぁと思っています。
無骨なイメージと演奏性のしやすさ、
音をストレートに表現することのできる稀有なエレキギターです。

 

spain-guitar.com

 

正直なところオリジナルのレスポールハイポジションでの演奏性は
そんなによくありません。シングルカッタウェイではありますが、
握りにくくストラトなどに較べるとかなりストレスが溜まります。


鉄弦のアコースティックギターでもカッタウェイが施されているモデルが
ありますが、これまた、やっかい・・(;^ω^)


あらかじめ、このカッタウェイの位置で練習を別個にしておかないと
とてもじゃないけど弾けない・・ある意味、お飾りのようなシェイプで
しかありません。

 


これがどうでしょう、このアンダルシアンギター、ダブルカッタウェイモデル
驚くように弾きやすい! すでに使えるレベルです。

フラメンコギターでこのようなことがかつてあったでしょうか?

少々大袈裟ですね(;^ω^)
でも、それくらいの勢いで、“あら?!おもしろい”と思わせてくれる
ギターに仕上がっています。

 

spain-guitar.com


そして、24フレット仕様!
なんと、こちらは24フレットまでフレットが打ってあります。
1弦のHigh Eは、開放からさらに2オクターブがでます!笑

必要ない!と思われるかもしれませんが

ご自身の演奏にオリジナリティーを付加しようと考えている方であれば
ニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。
人と違うことなんてそうそうにできるものではありません。
これが一瞬でできてしまいます。
練習を積めばさらにいい音で24フレットのE音を出せるようになります。

 

また、指板は、ゆるいR形状が施されているため
押弦しやすく、バレーコードなどは特に弾きやすくなっております。
エレキギターでは普通のことですが、
ガットギターではあまりないように思われます。
鉄弦のアコースティックギターではマーチンが確かR形状だったような気がします。

さらに、ストラップピンがあらかじめインストールされているため、
お好みのストラップを取り付けてスタンディングでの演奏も可能となっています。

 

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サイド&バックは、高級材のブラジリアンチューリップウッドが用いられています。
力強さと歯切れの良さを兼ね備え、低音域、中音域、高音域が指の加減によって
バランスよくなってくれます。
木目も非常にカッコよく、塗布された薄いイエローがより一層、美しい木目を
強調してくれます。

オーソドックスなものを希望される方にはなかなか受け入れ難いモデルかと思われますが、新しい何かを探している方には、とても魅力的な1本だと思います。

ピックアップを取り付けて、ステージ、録音などに使用するのも
非常におススメのガットギターとなっています。

 

お問い合わせお待ちしております。

 

 

店長