Spain Guitar Online Shop 店長ブログ

アンダルシアンギター日本総代理店。スペイン製フラメンコギターをはじめコンテンポラリーなガットギターを豊富に選べるお店です。 Knoblockギター弦、角南ギター、エルマノス・カンプス、ファン・モンテス、サンチェス・ロペス 取扱店。遠方の方にも安心のオンラインでお届けします!お近くの方はご予約にて試奏対応しております。

初めてのフラメンコギター~どこから始めたらいいの?(2)~

こんにちは。
SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長のTaroです。猫






何事にもブームがあるように、波があってそれに比例する形で

情報量も変化します。

残念ながらフラメンコブームは、来てないですねぇ。悲しい

と、僕は感じています。

フラメンコギターに関する情報が圧倒的に少ないです。

女性には、習い事の一つとしてバイレがあり、依然、人気ですが、

フラメンコギターを若い人がこぞってやるという環境にはないかなぁ・・



一時、沖仁さんがデビューした頃、少し盛り上がりました。

ただ、根付きませんねぇ。

YAMAHAから彼のシグネチャーか開発に協力したモデルが発売されたと

思いますが、そんなに数もなく一度も見かけることなく・・・

という具合です。




さて、本題です。フラメンコギターをどこから始めたらいいのか?

東京および東京近郊、他の大都市圏にいて恵まれている環境の人、

インターネットで探して、実際に体験して

続けられそうな先生を探してください。見る

ギター購入の相談もしてみてください。

きっとアドバイスをいただけると思います。

ただ、1つだけ注意して欲しい点があります。バッド



楽器店直営の教室の場合、そこで購入させられる、または、その方向に

もっていかれる可能性があります。

別に悪いとは言いません。

先生も売り上げに貢献しているので値段もそんなに安くならない、

コストパフォーマンスがよくない可能性があります。冷や汗



また、個人の先生の教室の場合、先生のお知り合いの個人工房で格安で

作ってもらえる、というお話があるかもしれません。

普通なら60万円のが30万円だとか・・・

この場合も先生は、利益をしっかり受け取っています。

日本の個人工房の方は、教室に生徒さんに販売してくれないか?

と営業にきます。

人気のある教室なら生徒数も多く数も出るので、結構営業がくるようです。

これもなんの問題もなく、立派なビジネスモデルだと思います。




フラメンコギターという固体を考えたとき、日本人の方の工房で製作された

ギターと、スペインの工房で製作されたギターとを比較すると、

どうしても、どうしてもスペイン製のギターに

軍配が上がります。グッド

僕は、ギター製作の勉強をしてきたわけでもないし、

技術があるわけでもありません。

ただ、本場のスペイン製のフラメンコギターにはかなわない

と感じています。

フランスもフラメンコが非常に盛んな国で、よいメーカー、工房、

製作家が大勢います。拍手

これらヨーロッパで製作されたフラメンコギターと

日本製のフラメンコギター

いわずもがな・・かな。




ただ、日本の製作家がお好きな方もいらっしゃいます。

これは好みだと思ってください。

僕の場合、同じ値段払うならスペイン、フランスで製作された

フラメンコギターの方がクォリティが高いと思っています。拍手

細かな造り、丁寧さでいったら日本人の方が器用です。綺麗な仕上がりだ

とも言えます。

ただ、フラメンコ独特の雰囲気、空気感を生み出すフラメンコギターは、

スペイン、フランスに軍配が上がると感じています。猫



音楽の本場で作られるもの、それは圧倒的だと思います。

大袈裟に言ってしまえば、スペイン、フランスで製作された三味線、

琴、鼓、和太鼓を購入したいですか?バッド




クラシックギターは、別です。日本人製作家の方の作る

クラシックギターは世界でも一級品です。)



ちょっと残念なことがありました。オーダーメードで日本人製作家に

発注したフラメンコギター、50万円しました。

完成したギターを受け取ると、これが、クラシックギター

ゴルペ板を貼っただけのものでした・・・

当時あまりギターについて詳しくなかったので、

満足していたのですが、どうしても乾いた音がでず、

専門店でスペイン製のフラメンコギターを弾かせてもらい、

あまりの違いに愕然としたことがあります。悲しい



ラスゲアード、ピカード、アルサプーア、アルペジオトレモロ

ある程度右手のテクニックが身についてから弾いた場合でないと音の違い、

感覚の違いを把握するのは難しいかもしれません。

身近に相談できる先生、知人の方がいらっしゃいましたら、どんどん相談

してみてください。聞き耳を立てる



いろいろ回り道してみてください。

失敗も経験の一つです。

どれが一番、いいチョイスかはご本人の満足度、それに尽きると思います。

現在、おかれている状況や環境、いろんなことが作用して、

ギター選びもいろいろ変わってくると思います。

ご自分の信念を貫くのも一つの選択肢です。

どれが正しいのではなく、どれも等しく正しいと僕は思います。グッド




近くに教室がなく、独学でフラメンコギターへ挑戦される方で、

ビセンテ・アミーゴ、トマティート、ヘラルド・ヌニュスなどから

フラメンコギターへ興味を持った方、

これらのギタリストの曲を弾くのは数年先と考えてください。

コピー譜が販売されていますが、全く役に立たないでしょう。

これらは、眺めるだけにしておいてください。




日本人の方が書かれたCD付き教則本が出版されています。

映像がないのが痛いですが、短いパロを弾きながら右手のテクニックを

磨いてください。瀬田彰さんの教則本は、少し古いですがDVDもあり、

参考になると思います。グッド




また、スペイン、フランスで製作されたCD付き教則本、DVDが、

目黒にあるアクゥースティカで手に入れることができます。

信販売がメインのようですので利用しやすいと思います。

初心者向けのも多数ありますので一度問い合わせてみるとよいかと

思います。

日本語で音声が入っているDVDも結構あるんですよ。

僕も、ずいぶんとお世話になっております。

教室に通っていても違う視点から見ることができるし、

単に映像作品として見ても興味深いと思います。

一番のお薦めは、ホセ・タナカさんのオンラインレッスンですね。拍手


では、また続きます。


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