Spain Guitar Online Shop 店長ブログ

アンダルシアンギター日本総代理店。スペイン製フラメンコギターをはじめコンテンポラリーなガットギターを豊富に選べるお店です。 Knoblockギター弦、角南ギター、エルマノス・カンプス、ファン・モンテス、サンチェス・ロペス 取扱店。遠方の方にも安心のオンラインでお届けします!お近くの方はご予約にて試奏対応しております。

アンダルシアンギター最新作、入荷のお知らせ

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

2022年、明けましておめでとうございます
コロナ禍3年目に突入ですが
なんとしてもエンタメ業界、巻き返しの年にしたいですね
ルールは守ってウィルスを回避していきましょう

人生の限られた時間、明日に延ばさず
今できることは今日、やってしまいたいですね
ギターの練習もいつかではなくて、今やらないと
最後の瞬間に後悔してしまうかもしれません

思い立ったら行動

これがこれらの時代には必要だと思います



さて、年末よりアンダルシアンギターの新作が到着しております
2022年最初のモデルとしてご提供するのは、
Spain Guitar Online Shopとアンダルシアンギターとのコラボ企画
ショートスケール、ナローネック、スモールボディーのフラメンコギターです

 

spain-guitar.com

 

この課題に対して店長とアンダルシアンギターのルシアーとが
ガッツリ組み合ってデザイン設計をしました

634mmの弦長、ナット幅44mm、サドル上の1弦~6弦の幅52mmと
まるでアコースティックギターエレキギターのようなスペックとすることで
取り回しの良さを最優先にした日本独自のアンダルシアンギターが完成しました

これに併せて、かなり強かったアンダルシアンギターのテンションも
大幅に低くし、指の負担を減らす方向での弾きやすさを向上させています

ウェイトもとにかく軽く、
いつでもどこでも弾きたくなるようなフラメンコギターとなっています
当ショップで販売するアンダルシアンギターとしては、初めてシプレスを
サイド&バックに配したことも軽さに貢献しています


サウンドは、このスモールサイズでありながら響き渡るサラウンドな
音がとても気持ちよく、詰まった感じもありません
もちろん、ボディーサイズの縮小により低音、音量はかなり減っておりますが
そんなことも忘れさせてくれるくらい美しいフラメンコサウンド
改めてアンダルシアンギターの実力を思い知らされました


他のフラメンコギターではこうはいかないでしょう
これは断言します
とにかく手に取って弾いてみて欲しいと思わせてくれます


指板はフラット、ネックはカマボコ形状
とても弾きやすくナイロン弦ギターを初めて手にする方、女性、手の小さい方
エレキギター、鉄弦のアコースティックギターからの持ち替え
いずれの場合にもとても相性がいいです

 

ピックアップを取り付けてエレガットにするのにも最適!
ストラップピンも付いているのでスタンディングでの
パフォーマンスは正にうってつけですね
それにこのルックスはステージで目立つこと間違いなしです

 

spain-guitar.com

 

今回、ハードケースもスペイン製の特注品となっております
白の鰐皮調?とでもいうのでしょうか(;^ω^)
めっちゃカッコいいです!
ダウンサイズにより持ち運びには市販のセミハードケースで十分対応できます

人と同じじゃ嫌だ、やっぱりギタリストは目立ってナンボでしょ?
アンダルシアンギターはいつでもそんなギタリストの味方です
こんなフラメンコギター他にありますか?
絶対にないです!(笑)

 

 


店長


【※ちょっとご提案】

spain-guitar.com

このフラメンコギター、音量が減った分、自宅での練習用としても
かなり面白いのではないかと思っています
住宅事情によりなかなか練習が思うようにできなかった方にも
検討の余地はあるように思います
サイレントギターですとゴルペできませんですしね・・
深夜は難しいでしょうが、普段使いのフラメンコギター
自宅練習用のフラメンコギターとして効果はあると考えています

関東近県でしたらご自宅での試奏も可能です
お気軽にお問い合わせください

 

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フラメンコギター弦の当たり年 ~2021年 新商品ラッシュ~

Spain Guitar Online Shop 店長です。

 

師走も終盤、12月の下旬となりました。早いもので2021年も終わりです。
去年に引き続き、『今年も何もしなかったぁ!』
という文言をあちらこちらで聞きます。

 

ブログをご覧のみなさまはどうでしょうか?

 

お仕事、プライベート、それぞれあったことでしょう。
音楽はどうですか?こちらをご覧になっている方は、ほとんどが
フラメンコギターを嗜んでいらっしゃる方だと思われます。

11月くらいから活動できたという方もいらっしゃるでしょうし、
1年通して頑張った方もいらっしゃると思います。

なかなか捗らなかったという方、まだ終わっていないので
2022年につながるようにちょっとずつギターを触ってみては
どうでしょうか。

弦を張り替えてみる、これ1番、簡単にできる大きな変化です
気持も変わります!


コロナ禍を2年経過して外的な活動はまだまだ制限されていますが
逆に大いに活動が活発になっているところもあるようです。

あくまでも私見ですがそれなりに体力のある業態では
商品開発が活発化されたように思われます。

イマイチ面白くなかった商品やバージョンアップが滞っていた商品が
急にアップデートされたような印象があります。


そんな中、2021年はフラメンコギター弦がとてもホットな状況となり、
興味深い新商品が次々に発売されています。


例えば、Solera Framencaの3つのフラメンコギター弦、
とりわけVicente Amigoの"Alma"はおかげさまで大好評でございまして
各方面から絶賛のお言葉を頂いております

spain-guitar.com

高級なイメージのパッケージからはじまり
さすがビセンテ仕様だなぁ!と思わずにはいられない弦そのもののクォリティ
に至るまで完璧な商品、といっても言い過ぎではないかもしれません。
それほど、ナイロン弦に大きなインパクトを与えたと思っています。

 

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これまで、フラメンコギター弦、またはそれに準ずるクラシックギター弦というと
本当にずっーーーと同じようなラインナップできていたように
思うのですが、そこへ風穴を開けてやるというような勢いも感じます。

店長のフラメンコギター弦というもののイメージは、不必要に擦れた加工が施されてともすれば粗悪品?と思われるようなものが、過去には多く見受けられたため、決して良いものではありませんでした。ちょっと古いかしら?(;^ω^)

それを避ける意味でもしっかりとしたクラシックギター弦をチョイスしていたように思います。


そんな中、Knoblochは、クラシックギター弦でありながら、どちらかというとフラメンコギタリストに愛好が多く、
スペインのプロユーザーでKnoblochを紹介しているのは、ほぼフラメンコギタリストのようにも思われます。

当ショップでもスペインのフラメンコギタリスト、"ホセ・カルロス"が来日した際に
彼から紹介されるような形でKnoblochとのお付き合いが始まりました。

当ショップでも有名なクラシックギタリストにメーカの希望により供給したことが
あったのですが、好みではなかった・・というようなことがあったくらいでして
クラシックギター弦と冠していることがちょっと歯がゆくも感じてしまいます。

 

しかしながら、その歯がゆさもどうやら今年で終わりのようです。
Knoblochより、待望のフラメンコギター弦が2021年の秋に発売されました。

6月頃より噂は耳にしており、メーカーからも大きな発表があるからということで
首を長くして待っておりました。
それがまさかのフラメンコギター弦ということで驚きました。
Knoblochは優秀なナイロン弦のメーカーですが、決して大きくはありません。
小規模です。ワールドワイドの展開の仕方もまだまだなところがあります。
でもその品質は折り紙付きで、フラメンコギタリストからは大いなる信頼を得ています。


Knoblochが放つフラメンコギター弦、もうネーミングからカッコいいです(;^ω^)

"LUNA FLAMENCA"

どうです?いいでしょう?
怪しげな月明かりの夜に鳴らされるフラメンコギターの音色・・・
とでもいったところでしょうか。


フラメンコのダークでミステリアスな雰囲気を表現するために開発された
"LUNA FLAMENCA"
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=9


これまでのフラメンコ=パーカッシブで軽快なサウンド・・・
もう、これは既に当然の話であって3つのクラシックギター弦、CX CARBON,
 QZ NYLON, SN NYLON にて実現済みなんですよね。

CX CARBON
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=1

QZ NYLON
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=2

SN NYLON
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=3


Knoblochがフラメンコギター弦を作るのであればその先にいかなくては
意味がありません。
この段階で、すごいですよね・・・・だって他のメーカーさんなら
フラメンコ=パーカッシブを目指すであろうところを
その先のフラメンコの持つ雰囲気の領域にまで来てしまっているのですから。

そして選んだ答えが、ダークでミステリアス
カッコよすぎです!
フラメンコギターにこのようなイメージを持てる人というのは
相当にフラメンコ好きで歴史やら背景やら文化やらをそれなりに
知見として獲得できている人なのだと思います。

したがって、この"LUNA FLAMENCA"が担う責任はとても大きく、意義のあるものだと思います。
ステレオタイプなパーカッシブという側面を全面に出さない
フラメンコギターの本質へと踏み込んだ画期的なフラメンコギター弦であることは
間違いないです。

https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=9

"LUNA FLAMENCA"は、Bass弦(4~6弦)、TEREBLE弦(1~3弦)の組合せにより、
2つの異なるセットがあります。

Dark・Richのサウンド特性を持つ新開発のBass弦、LUNA Double Silverはいずれも共通です。


1.タイプLDA
新開発のAZナイロン(Azabache Nylon Elasic "Black Nylon")
強い弾性力を有するナイロン・エラスティック(ブラックカラー)が最大の特徴。
LUNA Double Silverとの組み合わせにより、ダークでミステリアスなサウンド
体現するKnoblochのフラメンコギター弦の真骨頂です。

spain-guitar.com


2.タイプLDN
既存のSNナイロンとLUNA Double Silverとの組み合せによりダークでミステリアスな
サウンドを体現しつつ、バランスのとれた調和したサウンドを目指したフラメンコギター弦です。

spain-guitar.com

※SNナイロン
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2710630&csid=3

 

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決して、万人受けしないフラメンコギターという世界において、
フラメンコギターに特化したフラメンコギター弦
ボサノバには絶対にフィットしないですが(;^ω^)
フラメンコには、当然、ドハマりです。
また、単なるパーカッシブを越えた表現としてのフラメンコギターを目指す方には
打って付けの弦です。大注目、大おススメです。

ぜひ、手に取ってご自身のフラメンコギターでお試しください
そうでないと、やはり分からないこと、気づかないことがたくさんあります。

spain-guitar.com

 

Knobloch製品はこの秋より、昨今の環境問題に対して真摯に向き合い
全てのパッケージを簡素化したエコロジーパッケージへと仕様変更しました。
当ショップで販売するギター弦も在庫がなくなり次第、
このエコロジーパッケージへと変更となります。
弦自体は全く同じものですので、タイミング、購入個数によっては新・旧パッケージが
混在する場合もございますので、あらかじめご容赦ください。

 

 

店長

 

 

 

次回入荷分より一律、全品値上げのお知らせ

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

11月ももうすぐ終わりですね

今年も去年に引き続き1年間、何もしてない!!

という声があちこちから聞こえてきます

まだ1か月あります

何かやりましょう!

一番手っ取り早くできること、それはギターの弦を張り替えることです

真新しい弦に張り替えたらきっと気分も変わると思いますよ

 

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さて、残念なお知らせが1つあります

次回、入荷される全てのギターにつきまして

値上げを実施することとなりました

弦につきましては、とりあえず実施いたしません

 

物価の上昇に伴い(一定のインフレ率でのユーロ圏内の経済成長に基づき)

スペインから輸入される全ての商品は

毎年、必ず数ユーロ~数十ユーロずつ値上がりされ続けております

※商品によって異なります

おそらくずっと一定価格だと思っておられるかと思いますが

実は全く違います

2013年からショップをスタートさせていますが、毎年値上がりしています

これが当たり前なのです

 

”一定価格の日本が異常なのです”

”つまりバブル以降、30年間、全く経済成長をしていないことなのですよ”

 

当ショップでは、これまで日本の経済状況を鑑みて(低経済成長、デフレ状態)

上乗せすることはいたしませんでした

 

ただ、もうほぼ限界にきておりまして

デフレ状態の日本の価格に、国際価格で輸入している

商品の値段を合わせていくのは無理があります

企業努力はもうし尽くしました

東京都の時給は900円代から現在1,013円まで上がりました

まだまだ高い時給とは言えませんが上昇はしております

しかしながら、我々、小売店はその恩恵を全く受けておりません

このままですと身を削られていくばかりなのです

 

このまま安さを求めていくことは

正直な話、国際的にどんどん取り残されていくことを意味します

アジア圏内ですら後退しまくっている日本の経済を立て直すには、

賃金アップと物品価格を上昇させることだと思います

まあ、インフレにしないといけないってことですね

 

その他のサービスはできる範囲で拡充しております

どうか何卒ご理解ください

そして、今後ともSpain Guitar Online Shopをよろしくお願い致します

 

 

店長

 

 

 

 

 

当ショップのスペイン製ギターについてのおはなし

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

晴天が続いておりますが季節は秋から冬ですね

残り10日あまりで師走・・

嘘みたいなホントの話で滅入ります(;^ω^)

 

 

さて、当ショップの一押しといえばアンダルシアンギターですが、
それ以外にスペインの3つの工房のフラメンコギターを取り扱っています。

 

Hermanos Camps
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456400&csid=1

サンチェス・ロペス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456404&csid=1

ファン・モンテス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456407&csid=1

 


ネットを駆使して世界中のフラメンコギターをチェックしている方なら

ご存知かと思いますが、
本場スペインには我々が想像している以上にギター工房があり

日本に名の通った工房もあれば、全く知られていない工房も数多くあります。

むしろ後者の方が多いのです。

ここで区別しなくてはいけないのは、工場製の大量生産されるフラメンコギターと
工房製のフラメンコギターです。


1.工場製フラメンコギター

2.工房製フラメンコギター

 

まず、工場製のフラメンコギターは、大型の工作機械が導入された工場にて、
工場が設置されている地元で雇われた工員などにより流れ作業によって

大量に製作されます

訓練されたリーダーが、各セクションまたは最終的にチェックをすることで
そのクォリティを保持しつつ、ユーザーに安価なギターを提供することができます。

工場で働いている人数の規模でいうと十数人以上ということになるでしょうか・・

 


具体的には、例えば、"Alhambra" などがそうでしょう。
このAlhambraは、当該Alhambraブランドの他にもCuenca、Almansa、Prezといった
複数のブランドを持っており同一工場にて多少の差異を加えながら大量生産しています。


自社ブランドなどのOEM品もこのあたりで製作されています。


フラメンコギターは作っていませんが、FenderGibsonをイメージしたら分かりやすいかもしれません。


このあたりのフラメンコギターは、本当にエントリーモデルであって、
スペイン人では本当の初心者さん、
またフラメンコではないポップスなどで使用したりライトユーザー向けだと思います。

 

最初に手にしたとしても数か月、早ければ数日?(;^ω^)
まじめに練習してれば1~2年で後述する工房製のフラメンコギターへと
シフトすることがほとんどだと思われます。

 

一家に1台、埃かぶって置いてあるギターの筆頭かもしれません・・・


型抜きしたような没個性な感じが出る杭を打つ日本人的気質には

受け入れやすいようにも思ったりします・・・
味気がないので当ショップで販売するのは避けたいと思うギター筆頭かもしれません(;^ω^)

 


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一方、工房製のフラメンコギターは、完全に一人(1人~2人程度のアシスタントはいるかもしれません)で
全ての工程が行われる個人製作家よるもの(個人工房)と、
数人から数十人規模で少数精鋭の分業体制で製作されるもの(少数精鋭工房)とに大別されます。


個人製作家は、工作機械を導入しているところもあるので真の意味では
完全手工品とはいえなくなってきているかもしれませんが、たかが知れている規模なので
手工品と言って差し支えないでしょう。

手工品は、言葉としてクラシックギター、フラメンコギター界隈では浸透しています。

価格が最も高く最低でも50万円~60万円といったところが相場でしょうか。
数百万円のフラメンコギターも珍しくないです。

スペイン人でも世界的に活躍するトッププロや愛好家のみが手にできているといった印象です。


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また、少数精鋭工房は、少々乱暴な言い方をすれば工場と個人製作家と中間に位置していて、スペイン独自のギター工法を踏襲しながら、
少数の工作機械を用いつつもおおよそは手作業にて限られた数のギターを製作していきます。

家族経営が多く、親、兄弟、親戚などでやっているところが多いです。
跡継ぎ問題もあるようで後進の育成に1~2名程度、雇っている場合もあるみたいです。

 


価格は幅広く設定されていて10万円代後半から百万円程度まで、
材の質、製作にかかる工数などから設定されています。

最高級モデルになると工房の名を冠したビックボスによって年に数台のみが製作され、
上述した個人製作家となんら遜色のない作品となっています。

例えば、当ショップで扱っているCamps、サンチェス・ロペス、ファン・モンテスがここに相当します。

 

Campsは、CampsブランドとHermanos Campsブランドとがあって、
後者が生産台数も絞られた上位モデルを扱っているブランドになります。
当ショップは後者のHermanos Campsだけを扱っています。
日本でも数多く流通しているエレガットは前者のCampsブランドのギターです。


Hermanos Camps
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456400&csid=1

サンチェス・ロペス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456404&csid=1

ファン・モンテス
https://spain-guitar.com/?mode=cate&cbid=2456407&csid=1


スペイン人のプロのフラメンコギタリストで利用している人も多く、
真剣なアマチュアギタリストの多くが利用しているのも

この少数精鋭工房のフラメンコギターです。
個人製作家のものはやはり高くて買えないことがほとんどなんですよね。

 

 

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話しは飛びますが、スペイン人のアマチュアギタリストってもうヤバいくらい上手い人
たくさんいますよね~

なんだ、その右手は!!!っていうスピードです。
練習量なのかメソッドなのか・・・日本人は足元にも及ばない、
ネットを見ていると日々、感じます。

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ところで、これまでの日本の楽器店では、

えらく高い個人製作家によるフラメンコギターと
工場製のフラメンコギターしか見当たらず、
スペインで最もポピュラーで多くの人々に支持されている少数精鋭工房のフラメンコギターは、あまり見かけませんでした。


例えば、工場製のフラメンコギターを最初に手にしたとして、
次の選択肢が個人製作家による超高級モデルってハードル高すぎですし、
エントリーモデルに飽きたらそこにしか行く道がないのも酷なような気がしています。

 


少数精鋭モデルのフラメンコギターのよいところは価格が手ごろですが、
かなり本格的なフラメンコギターであるということ、
多くの一般的なフラメンコ好きのスペイン人が利用しているフラメンコギターであり
音質、音色に関して信頼度も高いということ、

1本持っていれば間違いないと言えます。
結構、飽きもこないし、コストパフォーマンスも非常に高いと思っています。


最初の1本としても絶対お薦めですし、次の1本としても申し分ないです。


もし、それでも満足しないのであれば、あなたが上手すぎるのか、
それを鳴らしきれないということなので
逆に練習しなさすぎなのかどちらかだと思います(;^ω^)

 

最近、SNSを利用していて感じるのですが、ギターにこだわって欲しいと思う反面、
こだわりすぎもどうなのかなぁと思ったりもします。
それよりも大切なことはハードに練習することだと思うので、
いい先生、いいコンテンツ、いい音楽仲間、
そういった環境を積極的に確保していくことが一番大事なように思っています。


ギターショップがそんなこと言ってはいけないのかも知れませんが、
マイアイテムの自慢よりもマイテクニックを華麗に披露する方がかっけぇーかなと個人的には思います。


脱線しましたが、当ショップでは本気でギターやりたい、

フラメンコギターを頑張ってみたいという方を応援しております。
というわけで、当ショップでセレクトしているギターは、ヴィンテージやコレクション的な観点よりも実用的な観点からご提案させていただいております。
やっぱり鳴らしてなんぼのギターなので、ケースにしまってキュッキュ磨いているより
ガサツに毎日鳴らして欲しいと思っています。


意外に知られていませんが、生のギターは消耗品です。
特にトップが薄いフラメンコギターは、弾きこんでいけばへたってきますし、
トップが割れることも珍しくありません。
メンテナンスを繰り返すことで寿命は延びますが限界もあります。
構造上の宿命だと思います。

ヴァイオリンなどとは違います。

 

いわゆるヴィンテージのギターはあまり弾かれていないギターですよね。

トッププロがギターを変えていく理由は、これも1つの理由だと思います。
Youtubeで見たビセンテのギターもかなりボロボロになってましたね。

 

人生においてギターを弾ける時間なんて限られています。
なので、その間、できるだけめちゃくちゃ練習してギターをボロボロにしてください。
ギター屋としてはそれが一番嬉しかったりします!(^▽^)/

 

当ショップでは、フラメンコギターだけにとらわれず、音楽に関すること、

ギターに関すること全般について、いつでもご相談に乗っております。

何かございましたら気軽になんでも連絡してくださいね。

 

 

<お問い合わせ>

spainguitar.shop-pro.jp

 

 

 

店長

 

 

沖仁さん、ビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦を完全レビュー!!

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

沖仁さん、日本で最もポピュラーのフラメンコギタリスト

といっても差し支えないと思います。


店長ともほぼ同世代(プラス5年以内なので若い方にサバ読みます(;'∀'))

フラメンコギターに興味を持ち始めた少し後くらいに彼の名前や作品をチラチラ見かけ

るようになり、気付いたら玉置浩二氏と共演したりなど、

フラメンコギターの枠を超えた活動で各種媒体で頻繁に目にするようになりました。

 


現在もテクニカルな分野とのクロスオーバー的な活動が多く、

フラメンコギタープレイヤーという日本ではかなりマイノリティなジャンルに

光明を射している稀有な存在だと認識しております。

 

今も継続中と思われるジャズギタリスト渡辺香津美氏との演奏は、

ジャズ・クロスオーバー・フュージョン全盛時代を過ごしてきた一世代上の音楽

ファン、ギターファンを喜ばせたのではないのでしょうか。

 


香津美氏と言えば、過去、ラリー・コリエルなどパコ・デ・ルシアとも関係の深い

スーパーギタートリオのメンツとも競演しており、

フラメンコギターとも縁遠くないと思われます。


私も学生時代に新宿ピットインでコリエルと香津美氏とのギターデュオを体験し、

ラストのお決まりのアランフェスからのスペインで大盛り上がりとなったことを

思い出します。

 

 

※蛇足ですが、その時、コリエルはスペインのキメ部分を全く覚えておらず

香津美氏から大目玉をくらってました。半分本気でしたね、、あれは(;'∀')

アドリブ部分はさすがの対応でしたが(笑)

 


当ショップは、個人的に音楽業界に全くコネクションもなく、

そうった利害関係には無縁でありながらギターが好きで音楽が好きで

展開しているだけの零細ネットショップであります。


いろいろ潜り込めば沖仁さんにはもっと早く辿り着いたのかもしれませんが、

個人的にはあまりそういうことが得意でないため、プロアマ問わず

いいなぁ、って思ってもらえる商品を同じように提供していきたいと

常々考えております。


一緒に仕事をさせていただいております職人さんも同じ考えで

その気持ちを共有しそこで繋がっているのが我々なのです。

蛇足ですがこの小さいチームの仲間は増えており来年以降、

新しい展開があるかもしれません。


そんな中、沖さんからはアンダルシアンギターに興味を持っていただき

直接ご連絡をいただけました。


まあ、ビックリしましたよ(;'∀')


10年以上前にはライブに行きでCDにサインなどしてもらっていたのですからね。

遂に出会っちゃいましたよ、あのフラメンコギタリスト、沖仁さんに!

 


実は、アンダルシアンギターは、玉置浩二氏を心より愛し、尊敬し、

自分自身も歌手になりたいと思っていたあるユーザーさんからのリクエストから

スタートしているのです。

現在、消息すら不明な彼ですが、そのアンダルシアンギターが、

玉置氏に近い沖さんに興味を持っていただいたので非常に感慨深いものがあります。


いつか玉置さんが沖さんの奏でるアンダルシアンギターで歌ってくれたのなら、

これはもう物語の終わりのようなものですよね。

そんなことがそうそう起こらないのが人生なのですが、

そういう想像も楽しいものです。

 

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そんな沖さんとの出会いがあったのですが、

またまたグッドタイミングで“Solera Flamenca”によるビセンテ・アミーゴの

フラメンコギター弦を手に入れることができ、アンダルシアンギターの試奏と同時に

他2種類の弦とともに、沖さんにレビューをしていただけることとなりました。

 


沖さんがフラメンコギターを始めたのもビセンテのライブを見てからとのこと。

これも運命かなぁ・・・

 

<Solera Flamenca フラメンコギター弦>

spain-guitar.com

 


完成したレビューを拝読し、まあーこれまたビックリです。

 

<沖仁さんによるレビュー>

note.com

 


このレビューに対して何も言うことはございません!!

むしろ、あたしがなんか言ったら価値が下がってしまうんではないか

というくらい素晴らしく的確で読みやすい。

プレイヤー目線、ユーザー目線で完璧な評価をしていただき

このレビューによってほぼ宣伝は完結してしまっています。

これで売れなかったら私の責任ですよね・・それくらいのクォリティーでした。

 


また、特筆すべきは仕事のスピードです。とにかく早いです。

仕事ができる人というのは正確さはもちろんですが、それよりもなによりも

仕事の早さだと思います。

 

1つの仕事に対して、一度、最後まで短期間で作り上げて

それを何度もチェックしていく。そういうやり方を常にしている人の方が、

丁寧に1つずつ積み上げていくタイプの人よりも

クォリティの高い仕事を短時間でこなしていける、

私の社会人経験で出会った優秀な人はみなそういう人達でした。

 

沖さんからはそういう同じニオイがしました。

今の時代、ミュージシャンといえどもマーケティングは、

セルフでこなすことが当たり前になってきました。

自分で作って自分で発信していく、それができない人はアーティストとして

置いてきぼりになってしまう時代です。

 


程よくSNSを活用し、自分の時間を作りながら満足のいく作品を仕上げていく、

そんなバランス感覚を持ち合わせた方なのだなぁと公開されたレビューを拝読して

しみじみ感じました。

 


レビュー公開からいい感じでビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦が

みなさまの手に渡っていっております。

それ以前に購入いただいたコアなファンの方もいらっしゃいましたが、

錆びれた怪しいショップから購入をためらっていたユーザーさんの背中を

押していただいたように思います。

 


<Solera Flamenca フラメンコギター弦>

spain-guitar.com

 


今年の6月から導入した確実な割引と手厚いポイント付与によって

大変お買い求め安くなっております。

迷われていらっしゃる方は、ビセンテ・アミーゴのフラメンコギター弦を

ぜひ “1セット” 手に取っていただければ新しいフラメンコギターの可能性をきっと

見つけられると思っております。

 

 

そして、最後に、沖さんまたまたありがとうございました!!

これからもよろしくお願い致します

 

 

店長

 

フラメンコギタリスト 沖 仁さん Spain Guitar Online Shop に登場!!

こんにちは

SPAIN GUITAR ONLINE SHOP
店長です

 

日本で最も知名度がありフラメンコ界隈のみならずクラシックギター

ポピュラーミュージックまで多彩な活動を続けるフラメンコギタリスト 沖 仁 さん。

業界にはコネも縁もほとんどない当ショップですが、

このほどご縁があってアンダルシアンギターを試奏していただけることになりました。

普段SNSを活用されている方は、既に御存知のことと思います。

試奏の様子の動画が Twitter, Instagram で沖さんのアカウントにて公開されております。


沖さんからは、直接ご連絡をいただき一番気になっておられたダブルカッタウェイを中心に

現在、当ショップで在庫しております全てのアンダルシアンギターを試奏していただきました。

以下、試奏動画です。

<Twitter>

 



<Instagram>

 
 
 
 
 
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お電話でもお話をさせていただき、アンダルシアンギターのご感想も

お聞きすることができました。


予想以上にというのでしょうか、ルックスのインプレッションを大いに裏切られ、

想像以上にフラメンコギターだったというのが沖さんのご感想でした。

音も乾いていてびっくりするほど“フラメンコギター”だったとのことでした。


これは、長年アンダルシアンギターを取り扱ってきた当ショップとしては、

大変嬉しいご感想で、当ショップとしてもユーザー様に最もアピールしたい点でもあります。

 


また、幅広いユーザー様に是非知ってもらえるいい機会だと

感謝の気持ちでいっぱいです。Twitterの動画再生回数は、

現時点で9,000回に近づいており、最近の沖さんの動画の中でもピカ一の数字でした。


それほど、アンダルシアンギターの奇妙なルックス?(;^ω^)と

フラメンコギタリスト沖仁さんという知名度のある方との組合せが

興味を引いたということでしょう。満足この上ないです。


まだ、ご覧になっておられない方は、是非ともアクセスして御覧ください。

短い動画ですがiPhoneで撮影された綺麗な動画も相まって芸術的な映像になっております。

※ちなみに現場には、私は立ち会っておりません。


1. Francisco Simplicio 1932 / Tulipwood(Yellow) with Zero Fret System

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2. Marcelo Barbero 1942 / Mountain Ash (Natural Brown) with Zero Fret System

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3. Francisco Simplicio 1928 / Movingui (Natural) with Zero Fret System

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ルックスも大いに気に入っていただけて、特に白の "3" がルックスもサウンドも好みとのことでした。

1点だけ、アンダルシアンギターのサイズが大きいため、

現在、沖さんの求めているサイズ感と離れていてたようです。

そこだけが残念だったようです。


アンダルシアンギターは、全体のシェイプとして、

一般的なサイズのフラメンコギターよりも10mm程度、

小ぶりのフラメンコギターよも15mm程度ボディのサイズが大きくなっております。

これによりとても大きな音が出るとともに強いピッキングに対する

強力なレスポンスを生み出しております。


エルマノス・カンプスのフラメンコギターのように

小ぶりなフラメンコギターを好む方もいれば、

逆にネックが薄すぎて弾きにくいと仰る方もおられます。


また、このアンダルシアンギターを大きすぎて弾きにくい

という場合もあるでしょうし、このサイズ感でこの音量、質感がたまらなく

ドハマりする、という方もいらっしゃいます。

 


要は、とどのつまり好みなのです。それ以外はないと思います。

 


1つ言えることは、アンダルシアンギターがフラメンコを演奏する上で、

ルックスの奇抜さからは想像できない、Muy Flamenco(ムイ フラメンコ)なサウンドを奏でられる

ほんまもんのフラメンコギターであるということでしょう。


アンダルシアンギターでフラメンコギターを演奏できるようになれば、

他のギターでは物足りなくなると店長は感じております。


それだけ強力なサウンドを持ったギターだと思っております。

ただ、気分転換に他のギターを弾くと新鮮な気持ちにはなれます。

基本的にギタリストというのは、移り気な性格でいろいろ試したくなるものなのです。

だからギターのコレクションも増えていくのでしょう(笑)。



沖さんは、このブログをご覧になっておられないでしょうが、

この場を借りて感謝の気持ちを述べさせていただきます。


ありがとうございました!!


☆沖 仁さん、最新作☆

フラメンコギター サブスクのレッスン情報

こんにちは


SPAIN GUITAR ONLINE SHOP 店長です

 

 

サブスクリプション、いわゆるサブスクが各種業界のトレンドになりつつあります

 

完全購入するのではなく比較的安価な定額料金にて

永続的にサービスを供給し続けるというサービス提供者、ユーザ双方に

メリットがあるサービスで、私も音楽系のサブスクは非常に便利に利用しています

 

さて、コロナ禍を契機にこのサブスクの波が音楽レッスン業界にも大いに

波及してきたように思われます

 

デジタル先進国、アメリカはさすがで豊富な音楽教育コンテンツが

これでもかというくらい贅沢な形でしかも高い利便性、操作性を伴い

ワールドワイドに提供されています

 

エレキギター、鉄弦のアコースティックギターは、特に顕著で

あの有名なアーティストがこれだけたくさんの音楽コンテンツを

提供しているのか、と思わずにはいられません

 

いずれもクォリティが高く、PDFによるTAB譜はもちろん

数時間に及ぶ動画、MP3による音源の提供など

これでもかというくらいの量でしかも相当に安価に

手に入れることができます

 

もともと欧米にはVHSの時代からこのようなコンテンツの提供は

盛んであったのですが、ここにきてデジタル配信という形で

日本にいながらクリック1つで享受できるようになりました

 

すごいところだと専用のPCアプリ(もちろんスマホアプリもあります)

にて専用のブラウザーにてダイレクトにサーバーにアクセスできる

コンテンツもあります

これがとにかく便利、おまけに購入履歴からおススメコンテンツまで

提案してくれます

 

このようなサブスクの展開、フラメンコギターでもありました

 

www.eliteguitaristflamenco.com

 

コンテンツは、それほど多くありませんが

アドバンストコースにみなさんも大好きなアントニオ・レイの

レッスンが2つほどあります

 

私のおススメはなんといってもホセ田中さんでしょう

アメリカ在住のホセさんは、だいぶ前から自前でレッスンコンテンツを

作成しておりましたが、ややサーバー管理?がうまくいってなかったのか

やや破綻してたところがあったのが、このサービスにより

分かりやすくアクセスできるように進化しています

 

他にも複数のインストラクターがレッスンを提供しています

アントニオ・レイが英語かどうかは、サンプル動画がないので

分からないのですが・・・

他の方は、全て英語のようです

とても平易な英語ですので、興味がございましたら

ぜひチャレンジしてみてはどうでしょう?

ビギナーコースはサンプルも見られるので、まずはそこからだと思います

 

このようにワールドワイドで展開していくコンテンツは

スペインの音楽であるフラメンコギターであっても

英語が基本です

いつの時代も英語の重要性は語られていますが

今、動画時代になって話される英語をダイレクトに理解できる

ヒアリング力が求められているように思います

 

この流れに乗り遅れないようにするためにも

英語の学習はおススメしたいですね

スペイン語よりも英語だと私は実感しています

 

 

それでは!

 

店長